マイナビは12月9日、「2022年11月度 正社員求人掲載数・応募数推移レポート」を発表した。

同調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』に掲載された求人の「掲載数」「応募数」を、雇用形態が正社員以外のデータを除き調査したもの。調査期間は、2022年11月1日~11月30日だった。

  • <全国>2018年平均を100%とした掲載数・応募数の月次推移

2022年11月の掲載数は、2018年平均比148.8%で、前月から4.2ポイント増加。前年同月と比較すると、掲載数は109.4%となった。

応募数は2018年平均比90.3%で、前月から7.2ポイント減少。9月から引き続き企業の採用意欲の高まりがみられた。求職者には引き続き慎重な姿勢がみられる。

  • <全国>前年同月を100%とした月次推移

業種別の掲載数について、前月比が最も高かったのは「金融・保険」で121.9%、前年同月比が最も高かったのは「金融・保険」で136.9%となった。

業種別の応募数について、前月比が最も高かったのは「公的機関・その他」で115.9%、前年同月比が最も高かったのは 「サービス・レジャー」で100.7%となった。コロナの影響が強かった「サービス・レジャー」の人材流動が活発になっていることがうかがえる。

  • <業種別>【掲載数】【応募数】の変化 ※上位抜粋

職種別の掲載数について、 前月比が最も高かったのは「医薬・食品・化学・素材」で151.3%、前年同月比が最も高かったのは「公共サービス」で184.6%となった。

職種別の応募数については、 前月比が最も高かったのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で106.6%、前年同月比が最も高かったのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で207.5%となった。職種別でみても、コロナの影響が強かった「美容・ブライダル・ホテル・交通」の応募数変化が上位となっている。

  • <職種別> 【掲載数】【応募数】の変化 ※上位抜粋