ふるさと納税に駆け込みで寄付する人が増える12月。日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」は、東京・新宿マルイアネックスに新店舗「逢うふるさとチョイス」をオープンした。

  • 新宿マルイアネックスに「逢うふるさとチョイス」がオープン

年々注目が高まるふるさと納税

ふるさと納税は、自治体に寄付して手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられる制度。地域の名産品などのお礼の品がもらえることで、年々人気が高まり2021年には全国受入金額が8302億円に。今年はさらに過去最高額になるのではと予想されているようだ。

また、昨今の物価高騰の社会情勢を受け、値上がりが相次いだ食品は寄付が増加。10月から値上がりした食用油の寄付件数は前年比1.5倍、前月比1.9倍など、ふるさと納税を活用している様子が見られた。さらにコト消費への需要も高まり、旅行クーポンは昨対170%、食事券は昨対143%増加と観光や体験型のふるさと納税にも注目が集まる。

「逢うふるさとチョイス」では何ができる?

ふるさと納税で寄付できる額は1~12月の所得から決まるため、寄付金額の上限が確定する12月は、特に駆け込みで納税を行う人が多く1年でもっとも盛り上がる時期。そのような状況の中、「逢うふるさとチョイス」は、「まだ知らない″ふるさと″に出逢う場所」をコンセプトに、時季によってテーマを変えて、各地の魅力に触れて、体験して、地域を楽しめる店舗としてオープンした。

ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」では、約46万品を掲載。47都道府県の食材や工芸品、特産品などのものから、宿泊、アクティビティなどの体験まで幅広いジャンルを取り扱っている。

たくさんの品から「逢うふるさとチョイス」では日本全国から集めたソウルフードや工芸品などを展示。オープニングでは、47都道府県の缶詰を集めた展示や、クラフトビール・グラス、アウトドア用品など様々な商品を展示している。展示品の横にあるQRコードからふるさとチョイスのサイトを開き、寄付をすることができる。

なお、この店舗では展示されている品をその場で購入することはできない。しかし、ご当地カレーのご縁だるまガチャや、ご当地アイテムが入ったカプセルトイなどがあるので、地域の商品を手に取って楽しむことはできそうだ。

初心者向けのサポートも

ふるさと納税をしたことがない、やり方が分からないという人でも大丈夫。常駐スタッフによるふるさと納税の案内や、ふるさと納税セミナーの開催が予定されており、初心者でも気軽に始めやすい体制を整えている。年収に対しての寄付額の目安の表もあり、自分がどのくらいふるさと納税ができるのか分かりやすい。

ふるさと納税は12月31日までに申込・入金されたものが控除の対象となる。まだ何にふるさと納税をするか決めていない人はお早めに。