香取慎吾の約3年ぶりとなる個展「WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」が、東京・渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール ホールAで12月7日から2023年1月22日まで開催される。開幕前日の6日、報道陣にお披露目され、香取が会場で取材に応じた。

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同展は、アート、芝居、音楽、ファッションと幅広くエンターテインメントの世界で活躍する香取の約3年ぶりとなる個展。2019年に開催された「BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展」で展示された作品はもちろん、本展のために制作された完全新作など、約200点が展示される。渋谷を皮切りに、全国巡回することも決定している。

開幕を明日に控え、香取は「めちゃくちゃうれしいです。いろんなお仕事をさせていただいているんですけど、絵というのは1人の作業が多くて、自分の頭の中に生まれたものをいろいろなものに描き込んでいく作業。常に人に見てもらいたいと思って僕は描いているので、個展ができるというのはすごい喜び。その日が来るのはとてもうれしいです」と喜びを語った。

タイトル「WHO AM I」に込めた思いを聞かれると、「いろんな顔のある慎吾ちゃんなので」と笑い、「そこが香取慎吾の面白いところでもあり、自分を客観的に見たとき、この人いろんな仕事しているなって。俳優の顔、歌手の顔、バラエティタレント、アーティスト、洋服のデザイナー、本当にいろんなことをやっているんだけど、ふと俺って何なんだろうってポジティブなほうの『WHO AM I』もあれば、ちょっとネガティブに自分って何なんだろうって思うのも『WHO AM I』だったり。そんな思いがすべて込められたタイトルになって、個展の中身も闇の部分と光の部分とエリアを分けて絵を展示しています」と説明した。

自身のキャラクターである“くろうさぎ”を立体化した作品の隣に立って取材に応じた香取。“くろうさぎ”を立体化しようと思った理由を聞かれると、「かわいいから」ときっぱり。「この子との出会いの始まりは闇の部分だと思う。実際にいたんですよ、黒いうさぎがうちに(笑)。それで何なんだろうなと思っていて絵に描いてみたらいなくなったんですけど。それから自分の絵に登場するように。絵にはたくさんいるけどその姿も見てみたいなということで作ってみて、この子は大きくシンボルとしていますけど、もっとちっちゃい子もいろんなところにいるので、“くろうさぎ”に会えたら挨拶してあげてください!」とお茶目に呼びかけた。

“くろうさぎ”の表記を聞かれると「ひらがなですね。カタカナというのもあったんですけど、ひらがなが一番かわいい」と回答。すべてひらがなで「くろうさぎ」だと言い、「来年は卯年なので“くろうさぎ”の1年になるんじゃないかな」とニヤリと笑った。