歌舞伎俳優の中村勘九郎が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演することが1日、発表された。『新選組!』(2004年)、主演を務めた『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)以来、4年ぶり3回目の大河ドラマ出演で、家康が困った時に現れる京の豪商・茶屋清延/四郎次郎(ちゃや・きよのぶ/しろじろう)を演じる。

中村勘九郎

第62作大河ドラマとなる本作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、脚本を古沢良太氏が手がける。

中村勘九郎が演じる茶屋清延/四郎次郎は、ちっぽけな三河の田舎大名・徳川家康に財を預け、出世を見込んで大博打を打った商魂たくましい陽気な男。数々のピンチを救い、家康のサクセストーリーとともに国づくりを支え、日本一への豪商へとのしあがる。

中村勘九郎のコメントは以下の通り。

――役柄説明を読んで、演じる人物の印象はいかがでしょうか。

徳川家康の御用商人として取り立てられた茶屋四郎次郎、家康の数々のピンチを救った男ですが、公私ともに仲が良い“松本”家康殿の為、身を粉にしてお仕えしたいと思います。『茶屋四郎次郎にお任せあれ!!』

――大河ドラマのご出演で、印象に残っていることはありますか?

一年をかけて一人の人物を演じるということはなかなか無いので、思い入れも強くなってきますし、勘九郎なのか、その人物なのかわからなくなったり、錯覚してくる時もしばしばあります。そういう経験ができるというのは大河ドラマでしかないので貴重な現場です。