パーソルキャリアは11月29日、「新しい時代に求められる営業職に関する調査」の結果を発表した。調査は11月10日~14日、転職を検討している又は興味がある営業職200名、および「インサイドセールス・カスタマーサクセス」職を導入している企業の人事担当者200名を対象にインターネットで行われた。

  • 「インサイドセールス・カスタマーサクセス」職への興味関心について

    「インサイドセールス・カスタマーサクセス」職への興味関心について

これからの時代に需要が高まると予想される"新しい時代に求められる営業職"「インサイドセールス」と「カスタマーサクセス」。

「インサイドセールス」とは、電話やメール、ビデオ会議システム等を用いて顧客とコミュニケーションを取り、見込み顧客の獲得から商談設定・受注までを行う職種のこと。一方、「カスタマーサクセス」は、購入・契約後のフォローを通じて、自社サービスの価値を最大限に引き出せるよう継続的に顧客を支援する職種を指す。

まず、「インサイドセールス・カスタマーサクセス」職にどの程度の興味があるかを尋ねたところ、個人は6割以上、企業は8割以上が「興味あり」と回答した。

  • インサイドセールス職に求められるスキル

    インサイドセールス職に求められるスキル

それぞれの職種で最も必要だと思う「スキル」について聞いたところ、まず「インサイドセールス」について個人のTOP3は「ヒアリングスキル」(32.5%)、「提案スキル」(25.5%)、「顧客折衝スキル」(11.5%)となったのに対して、企業(自社社員に対して求めるスキルとして回答)は「提案スキル」(25.0%)、「顧客折衝スキル」(20.5%)、「情報収集スキル」(17.0%)が上位に。個人は「ヒアリングスキル」を重視する傾向があり、企業よりも17pt高くなった。

  • カスタマーサクセス職に求められるスキル

    カスタマーサクセス職に求められるスキル

一方「カスタマーサクセス」については、個人では「タスク処理スキル」(19.0%)、「データ分析スキル」(18.0%)、「課題特定スキル」(16.0%)がTOP3になったの対して、企業は「顧客折衝スキル」(22.0%)、「データ分析スキル」(18.5%)、「タスク処理スキル」(17.0%)が上位に。ここでは「顧客折衝スキル」について最も差があり、企業が個人よりも10pt高かった。

最後に、「インサイドセールス・カスタマーサクセス」職に転職する際の不安について聞いたところ、個人・企業ともに「手厚い研修はあるか」がTOPにあがった。