movは11月25日、人気ハンバーガーチェーン5ブランド(マクドナルド・モスバーガー・ロッテリア・バーガーキング・フレッシュネスバーガー)の「口コミ」の分析結果を発表した。

調査は2011年1月1日〜2022年10月31日の間に、同社運営サイト『口コミコム』に寄せられた口コミのうち、東京・埼玉・神奈川・千葉にある各ブランド50店舗(計250店舗)における約8万5,000件の口コミを分析したもの。

  • ハンバーガーチェーン5ブランドに寄せられた新規口コミ・マクロ動向

    ハンバーガーチェーン5ブランドに寄せられた新規口コミ・マクロ動向

ハンバーガーチェーン5ブランドに寄せられた新規口コミ数をみると、2016年から増加し続け、このままのペースで行くと2022年は約2万件の口コミ投稿が見込まれる。投稿件数をサイト別にみると、2021年まではGoogleマップがそのほとんどを占めていたが、2022年にはYahoo!MAPが急増。LINE PLACEとの連携による影響がうかがえた。

また、店舗評価に必要なQSCA(Q:品質、S:サービス、C:清潔さ、A:雰囲気)に関する口コミを抽出し、それらの口コミがポジティブなのかネガティブなのか、文脈から判定し自動でスコアリングしたところ、マクドナルドでは、「子供」がポジティブ率の高いキーワードTOP15にランクインしており、子供向けのセットメニューが好評であることが伺える結果に。対して、レジのオペレーションや接客に関しては、ネガティブな意見が目立った。

同様に、モスバーガーの口コミを分析すると、「野菜」がシャキシャキといったポジティブな口コミが多く、他方、ネガティブな口コミとしては「店舗駐車場に車を停めにくい」といった意見が目立った。

  • 【独自分析】ブランド別の口コミ傾向

    【独自分析】ブランド別の口コミ傾向

次に、口コミの中から「商品」に関するキーワードを抽出し分析した結果、マクドナルドに多くの口コミが集まっているものの、他社に比べて、全体的にネガティブな口コミが多いことが判明。

特に、「野菜」については、マクドナルド以外のブランドでは「ネガティブ」な意見が1割程度と少なかったのに対し、マクドナルドは37%とダントツ。中でも、「モスバーガー」と「フレッシュネスバーガー」の野菜に対する評価が高く、ロッテリアでは「チーズ」に対するポジティブな意見が多かった。