丸亀製麺では、11月29日から株式会社TOKIOの松岡昌宏さんと共同開発をした「俺たちの豚汁うどん」を販売します。豚汁と言ったらごはんを合わせたくなりますが、豚汁とうどんの組み合わせは、一体どのような味わいなのでしょうか。発売に先駆けて行われたメディア向けの試食会で味わった、豚汁×うどんの新商品を紹介します。
松岡さんとの共同開発から生まれた第2弾となる「俺たちの豚汁うどん」。これが豚汁?と驚くようなものを作りたいという想いで、約1年間の構想期間を経て完成した一杯なのだそう。“豚汁だけど、豚汁じゃない”と謳う新作は果たしてどんな味なのか、早速食べてみました。
冬季限定「俺たちの豚汁うどん」
運ばれてきたのは、赤みのある味噌だしをベースに、味噌だしが絡んだ麺の上に具材がたっぷり乗った、まるで味噌煮込みうどんを彷彿とさせるルックスのうどん。味噌だしと一緒に煮込んだ豚肉、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ごぼう、油揚げの豊富な6種類の具材をあえてクタクタにしてうどんに合うようにしているのだそうです。具材から滲み出た旨みや野菜の甘みがさらに味噌だしの美味しさを引き立てているのだとか。
まずはスープから味わってみると、甘みのある味噌にちょっぴりと辛味が効いたコク深さを感じました。この味噌だしは、うどんに合う豚汁を生み出すために、数十種類の味噌の中から複数を厳選してブレンドして作られているのだそうです。さらに、お店で使用している白だしと隠し味にコチジャンとオイスターソースを加え、よりコク深い味に仕上げているのだとか。定番の豚汁とは違うのに、豚汁のような安心感を与えるような味わいは体に染み渡ります。
店内で提供する「俺たちの豚汁うどん」の麺には「釜抜き麺」もという、茹で釜から直接すくい揚げた茹でたての麺を使用しているので、濃厚な特製味噌だしがよく絡み、ツルツルというよりモチモチとした食感がいつまでも味わえます。時間が経つと麺が味噌だしを吸い上げさらに濃厚な味わいを楽しむことができました。
最後の仕上げとして振りかけられた白胡椒がアクセントとなり、味に締まりが出るのも「俺たちの豚汁うどん」の特徴です。そのままの味わいを楽しむのもよし、無料トッピングのすりごまやおろししょうが、香七味を加えることで違う色の豚汁うどんに出会うことができます。
色々な組み合わせを試してみたところ、おろししょうがをたっぷりと入れて、ピリッとした辛味と体の芯から温まる味わいが筆者の好みでした。
「俺たちの豚汁うどん」は持ち帰りが可能です。持ち帰りになると「釜抜き麺」ではなく、水で締めた麺になるので、麺の違いを比べてみるのも面白いかもしれません。
冬季限定「俺たちのニラバタ豚汁うどん」
発売同日には「俺たちの豚汁うどん」に刻み生ニラとバターがトッピングされた「俺たちのニラバタ豚汁うどん」も登場します。普段の豚汁には入れない2つのトッピングを追加することで、どんな味わいになるのか、早速試してみました。
まずは混ぜずに食べたあと、刻み生ニラの部分を食べてみると、シャキシャキとした歯応えから、ニラ特有の香りと爽やかな味が加わり中華風に近いテイストに。ランチで食べたら午後からまた頑張れそうな、元気を与えてくれる味わいでした。
続いてバターを溶かして食べてみると、バターのコクと香りによって、まろやかな味わいに変化しました。奥行きのあるミルキーな味わいをモチモチの麺で堪能できるので、北海道の味噌バターラーメンが好きな人にオススメしたい一杯です。
販売期間は11月29日から2023年1月下旬まで。期間中にはバタートッピング(70円)と刻み生ニラトッピング(70円)も販売されるので、自分好みに味変をすることができます。
想像していた豚汁の味わいとは違いましたが、味噌のコクと溶け出した野菜の旨み、弾力のあるモチモチの麺との相性は抜群で、食べ終わった後には豚汁を食べた時のホッとする安心感がありました。どちらの豚汁うどんもたっぷりと具材が乗り、一杯でお腹を満たしてくれます。寒い時期に体を温め、ホッとした気持ちになれる冬の商品を、気になる人はチェックしてみてくださいね。