JR西日本は18日、「うめきた(大阪)地下駅」(2023年春開業予定)に導入する技術の中から、「インタラクティブ空間」について発表した。同社は「うめきた(大阪)地下駅」をイノベーションの実験場「JR WEST LABO」の中心と位置づけ、新たな価値創造を推進し、経営課題や社会課題の解決に向けて取り組むとしている。

  • 「うめきた(大阪)地下駅」に導入されるインタラクティブ空間のイメージ

インタラクティブ空間は、「あなたを笑顔にする、駅のシンボル」をコンセプトに、デジタル映像を活用したアート演出により、「駅を訪れるお客様の日常を彩り、癒しやワクワクをお届けします」とのこと。ワイド14m×高さ3.3mのプロジェクトスクリーンを設置するほか、スクリーンと連動した5連×2組の10面天吊りディスプレイや、利用者用のタッチパネルを合計6カ所設置する。

新しい街につながる未来駅にふさわしいリアル(実写)とデジタル(CG)を融合した演出で、「水の都・大阪」をイメージした「光の水景」も表現。悠久な「自然」から、未来の「都市」へと進化していくストーリーとして、4つのシーン(大地・草原・無垢・都市)を表現するという。

  • 表現する4つのシーン

  • 「JR WEST LABO」共創フィールドとしての活用案

「JR WEST LABO」共創フィールドのシンボルでもある同空間を活用し、共創パートナーとのコラボレーション(観光誘致・デジタルマルシェなど)も実施する。