パナソニックは11月16日、防犯意識に関する調査の結果を公開した。調査は、10月19日~20日、20歳~69歳の男女500人を対象にインターネットで行った。

まず自身および親族や友人が、空き巣や不審者との遭遇、詐欺などの犯罪、犯罪未遂にあった経験を質問したところ4人に1人が何らかの被害にあっていることがわかった。

一方で、自宅の防犯について不安に感じると回答したのは46.8%、実家(離れて暮らす親や祖父母の家)については54.3%という結果に。特に不安を感じるものは何かを質問したところ、自身、離れて暮らす親や祖父母については「留守中の不審者侵入」、子どもについては「在宅中の不審者侵入」がトップとなった。

また、防犯について対策法などを日ごろから当事者間で話し合っているかを質問したところ、子どもとは47.5%、離れて暮らす親や祖父母とは45.7%となった。不安はあるものの具体的な対策法までしっかりと話せている人は意外と少ないことが明らかになった。

離れて暮らす親や祖父母に不審な電話が掛かってきた経験がありますか?と質問したところ、「複数回ある」「一度ある」は41.9%となった。不審な電話への対策法としては、「実家の電話を常時留守番電話にした」が28.7%でトップに。一方で「対策をとっていない」は41.3%で上回る結果となった。心配に思う気持ちはあっても、どんな対策をとっていいのか分からない、具体的な行動に移せていないことがわかった。

次に、玄関や窓の施錠について調査したところ在宅時に施錠している方は84.0%となった。一方で、ゴミ出しや郵便物受取など短時間の外出時にほとんど施錠しない/全く施錠しない人は40.8%もいることがわかった。防犯への不安は感じているものの短時間の外出や来客応対など、瞬間的には気を抜いてしまうタイミングがあるのかもしれない。