河出書房新社は11月10日、『関西人VS関東人 ここまで違うことばの常識』(792円)を全国の書店で発売した。

  • 『関西人VS関東人 ここまで違うことばの常識』(792円)

「関西ではノリ・その場の雰囲気が、関東では正確性が重視される」など、関西と関東ではことばの常識が異なる。

同書では、関西と関東の「会話スタイル」の違いから、互いに誤解しがちなフレーズ、標準語に訳せない関西弁独特の表現、地域でも微妙に異なる関西方言などを取り上げ、「なぜそうなるのか」を解説した。

2022年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた『知らんけど』というワードは、現在、関東でも使われているが、本来は関西、とくに大阪で使われていたことばであるという。いろいろと興味深い情報を話しておきながら、最後に『しらんけど』で締めるという使われ方がされているが、なぜ関西ではこのような会話スタイルを採用するようになったのかなども紹介している。

そのほか、「『また行こう』の『また』は東西で意味がこんなに違う!」「『~じゃん』という語尾が関西でほぼ使われないわけ~」「『で、オチは?』のひと言に関西人は何を求めているか」「大阪、京都、神戸…微妙に異なる関西方言」「どあほ、どけち、どすけべ…負のワードに付く『ど』の法則!」などについても掲載した。

ビジネスや旅行、友達づくりまで幅広く活用できる。