東京伝統木版画工芸協同組合は11月23日〜12月2日、「世界的春画 鳥居清長『袖の巻』展示会」を「アンスティチュ・フランセ関西-京都」3階サロンにて開催する。

  • 展示品・「羽織芸者」の一部

開催するのは、全12図からなる世界的春画と言われる鳥居清長「袖の巻」の復刻完成を記念した展示会。東京・神楽坂でも9月末から1週間にわたり開催し、好評を得たとのこと。

今回は、在京都フランス総領事の協力のもとフランス政府公式文化機関である「アンスティチュ・フランセ関西-京都」での開催が実現した。

  • アンスティチュ・フランセ関西-京都

鳥居清長は、写楽、北斎、広重と並ぶ六大浮世絵師の一人で、同氏の春画が復刻されるのは初摺り以来初めてとなる。

公開する「袖の巻」は、浮世絵には珍しい横長の画面を用いたレイアウトで、華美な装飾をなくしたシンプルな線描の美しさが特徴となっている。

入場無料で、18歳以上の年齢制限あり。11月28日は休館日とのこと。