損害保険ジャパンは10月18日、「若者の動画視聴実態」に関する調査結果を発表した。調査は9月、動画を週に1日以上視聴する18歳〜57歳の男女800名(Z世代/ミレニアル世代/氷河期世代/バブル世代各男女100名)を対象にインターネットで行われた。

  • よく視聴する動画メディア

    よく視聴する動画メディア

同調査では、18~26歳をZ世代、27~42歳をミレニアル世代、43~51歳を氷河期世代、52~57歳をバブル世代と定義している。

調査によると、1日あたりの動画視聴時間は平均2.1時間。若い世代ほど長い傾向にあり、Z世代では2.9時間という結果に。「よく視聴する動画メディア」は、「YouTube」(90.8%)、「テレビ」(53.8%)、「動画系サブスクリプションサービス」(41.8%)が上位に。また、46.6%が「近年、テンポ/スピード感が速い動画が増えているように感じる」と回答した。

  • 快適に感じる動画速度

    快適に感じる動画速度

「倍速で動画を視聴しますか?」と尋ねたところ、Z世代70.0%、ミレニアル世代63.5%、就職氷河期世代55.5%、バブル世代60.0%が倍速視聴していることが明らかに。再生速度(倍率)の平均はZ世代が最速の1.5倍速。実際に再生速度を編集した動画を視聴し、快適に感じる速度の動画を選択してもらったところ、Z世代は1.5倍速、他世代は1.25倍速という結果に。

「倍速しようと思う動画の長さの基準」を聞くと、Z世代は64.5分、ミレニアル世代は31.0分、就職氷河期世代が26.3分、バブル世代は19.1分となり、Z世代は日頃から動画を見る時間が長く、長い視聴時間を上手く処理するために高倍速にしていることがわかった。

  • 話すテンポ/スピードが速めの動画広告について

    話すテンポ/スピードが速めの動画広告について

倍速視聴をするZ世代に「倍速視聴する理由」を伺ったところ、1位「時間がもったいないから」(51.9%)、2位「他の動画も視聴したいから」(48.1%)、3位「テンポ・スピード感が遅いものが多いから」(34.1%)という結果に。

Z世代が「倍速にして見ようと思う動画の内容」は、1位「トーク・雑談」(61.8%)、2位「勉強/教養/How to」(56.4%)、3位「美容/メイク/ファッション」「旅行/アウトドア」(ともに49.1%)となった。

最後に、「動画広告において、話すテンポ/スピードが速めと遅めどちらを好みますか?」と尋ねたところ、Z世代の77.0%が速めの動画広告が好印象と回答した。