ヴァリューズは10月6日、YouTubeの利用に関する消費者アンケート調査の結果を発表した。調査は8月17日〜24日の期間、20歳以上の男女3,384人を対象に行われたもの。
まず、YouTubeの利用頻度について尋ねたところ、利用がある人の割合は男性90.4%、女性86.6%となった。性・年代別に見ると、「ほぼ毎日」利用が全層において最も多く、特に男性20・30代では毎日視聴者の割合が約6割と高くなっている。
一方で、「ほぼ毎日」利用を同じ年代、男女別で比べてみるといずれの年代も女性の方が割合が低く、女性は40代以外の全ての年代で「全く利用していない」が3位にランクインしている。
平日・休日別で見てみると、平日では20・30代以外の全ての年代において50%以上が1時間未満の視聴におさまっている。一方で、20・30代は1時間以上3時間未満のボリュームが顕著に多い。
休日では、全体的に1時間以上の利用割合が増加したものの、40代以上では1時間未満が半数以上に。20・30代においては3時間以上視聴の割合が休日になって大きく伸びている。
どのようなときにチャンネル登録するのかを聞いてみると、「自分の趣味に合った動画が多いと感じたとき」「興味のある動画を効率的に見たいとき」などが上位となった。20・30代女性では42%が「チャンネルを応援したいとき・チャンネルのファンになったとき」と回答している。
普段どのようなジャンルの動画を視聴するか尋ねてみると、男性は「専門知識/経験談系」という学び系の動画、女性は「ペット/動物系」の動画をよく見る事が分かった。年代別では「ゲーム実況」「VTuber系」が20・30代で顕著に多く、「作業/睡眠用BGM系」も若いほど視聴が多くなっている。
各媒体・SNSの利用者を対象に、媒体ごとの利用目的を尋ねてみた。すると、他媒体と比べYouTubeの回答率が最も高かったのは「好きなエンタメを見るため・関連情報を得るため」という目的であった。くわえて「ながら見」「知らない事柄を調べるため」といった要素も高めに出ている。
YouTube内での行動についての質問では、約2割が「YouTube Shortsを見る」と回答。また、「倍速再生をする」は若い世代ほど回答割合が多くなっていた。
YouTubeに影響された行動については、「動画内で紹介されていた商品を購入した」が約2割。また、女性は「動画がきっかけで人やキャラクター、商品などのファンになった」、男性は「動画で学んだ内容を学業やビジネスに活かした」の回答が多く見られた。