星野リゾートは10月12日、国内外における今後の新規開業について発表した。
同社では、2022年11月から2023年の間で、国内で新たに6施設の開業、1施設のリニューアルオープン、海外で1施設の運営開始を予定。2023年内に計67施設の展開となる。
温泉旅館「界」は出雲、雲仙
温泉旅館「界」は11月中に2施設を開業。11月16日に開業する「界 出雲」(島根県出雲市)は、島根半島の最西端「日御碕(ひのみさき)灯台」や、岬の反対側に位置する「出雲松島」を望める場所に立地する。
11月25日開業の「界 雲仙」(長崎県雲仙市)は、和(日本)、華(中国)、蘭(オランダ)の要素が混ざり合った長崎文化を至るところに取り入れた。
11月16日には、「界 玉造」(島根県松江市)もリニューアルオープン。島根の日本酒を味わいながら、日本酒発祥の地である島根県の日本酒や歴史を感じる「日本酒BAR」のプログラムも用意され、出雲文化に触れることができる。
リゾートホテル「リゾナーレ」は、西日本初進出となる「リゾナーレ大阪」(大阪府大阪市)を2022年12月に開業。「ハイアット リージェンシー 大阪」の一部を改装する、ホテル同士の初コラボとなる。コンセプトは「創造力を遊びこむ」で、創造的思考を育む日本最大級の「アトリエ」や、客室内の壁や窓一面に絵を描くことができるコンセプトルーム「アトリエルーム」も設ける。
2023年4月には、リゾナーレブランドで初めての海外施設となる「リゾナーレグアム」をリブランドオープンする。立地するのは、繁華街のタモンエリアから車で約10分の場所で、喧騒から離れた静かなリゾートステイを満喫できる。
都市ホテル「OMO」は、2023年冬に「OMO関西空港」、4月に「OMO5熊本」「OMO7高知」を開業する。「OMO7高知」は、四国にOMOブランドとして初進出。都市での滞在をより深く楽しむためのサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」などのサービス提供を予定している。
その他、星野リゾートでは多様な旅のニーズや目的に応えるべく、圧倒的非日常感が楽しめる「星のや」、ルーズに過ごすカフェホテル「BEB」など、5つのブランドを展開している。今後も、星野リゾートならではの地域性を活かした滞在提案や、ユニークな体験など、独自のおもてなしのあり方を進化させ、世界に通用するホテル運営会社になることを目指し活動を進めていくという。