星野リゾートが全国に展開する、旅のテンションをあげる都市ホテル「OMO(おも)」は2023年4月25日、熊本県熊本市に「OMO5熊本 by 星野リゾート」を開業。2022年12月6日に公式サイトにて予約受付を開始する。
ホテルは、人々でにぎわい、熊本県民のこだわりが詰まった店舗が軒を連ねるメインストリートに位置している。「わさラッシュ!城下マチ」をコンセプトに、ワクワクするスポットや体験が次々と生まれる、熊本の街を満喫する滞在を提案する。
熊本市の観光スポットと言えば、日本でも有数の名城・熊本城。一方で、熊本城下に広がる街の魅力は、県外から訪れる観光客には、なかなか知られていないのが現状だ。
街には、城下町の風情を残しながらも、熊本の人々のこだわりが詰まった飲食店や雑貨屋など、次々と新しい魅力的なものが生まれている。同ホテルが位置するのは、街の中心部にあるメインストリート「下通・上通商店街」となる。
この立地を生かし、熊本の街の魅力を体感してもらいたいという思いから、「わさラッシュ! 城下マチ」というコンセプトを掲げた。「わさラッシュ」は、熊本の方言で「新しいもの好き」を意味する「わさもん」と、次々と新しいものが生まれる様子を「ラッシュ」という言葉で表現した造語。旬なモノ・コトに敏感な「わさもん」が発信する熊本の魅力を体感できるホテルを目指すという。
「OMOベース」は、街の滞在の拠点。近所の情報を集めたマップがあり、観光の計画をしたり、街歩きの間にひと休みしたりと、思い思いの時間を過ごすことができる。
同ホテルのOMOベースの特徴は、熊本城を望む屋外のジオテラス。熊本城から着想したデザインを取り入れ、茶臼山の地形に沿って建てられた熊本城の郭(くるわ)をイメージした高低差のあるベンチや、石組みの意匠を取り入れた床などを設えている。また、熊本に生息する木々も植えてあり、自然を感じることができる。
OMOベースに併設するカフェでは、朝食とカフェメニューを提供。熊本を代表する食材であるトマトやデコポン、名物料理の「からし蓮根」をアレンジしたオリジナルメニューが楽しめる。
同ホテルは、8タイプ全160の客室があり、旅の目的や同行者に合わせて選択できる。今回、新しい形のツインルーム「えんたくルーム」と「うつわルーム」が新登場。客室の壁紙は、熊本の豊かな山や滝などから着想した色を使用している。
「えんたくルーム」は、2つのベッドの間に、円卓をイメージした余白たっぷりのテーブルがあることが特徴。日中はテーブルとして使い、寝るときにはベッドの間の仕切りとして機能するため、適度な距離を保ちながら休むことができる。大人親子や、友人同士の旅行におすすめとなる。2名定員で、広さは22平米。
「うつわルーム」は、器の縁のように客室の壁に沿って、ぐるりとテーブルがあるのが特徴。このテーブルは、デスクとローテーブルの機能を持っている。部屋の入口側は椅子と組み合わせてデスクとして使用でき、仕事に便利な機能。寝室側はローテーブルとして機能し、小物を置いたり地元のお菓子を食べたり、思い思いの使い方ができる。2名定員で、広さは22平米。
最大6名まで宿泊できる「OMOハウス」は、寝室が2カ所に分かれているため、複数グループでの旅行でもプライベート空間を保ちながら滞在できる。キッチンが付いているので、熊本グルメを買って部屋で楽しめる。洗濯機もあり、長期滞在や子ども連れの旅行にもおすすめだ。6名定員で、広さは49平米。
「Go-KINJO(ごーきんじょ)」は、ホテルから徒歩圏内の「街」を知り、新たな発見や出会いを通して街に溶け込むことをサポートするOMOブランドのサービス。「ご近所アクティビティ」と「ご近所マップ」の2つのコンテンツで構成されている。
「ご近所アクティビティ」は、観光名所である熊本城の王道の見どころはもちろん、より深く楽しむためのヒントや、ホテル周辺の熊本グルメ、熊本市民の足である路面電車「熊本市電」にまつわるツアー、ホテル内での講座などを開催予定となる。
ご近所を知り尽くした「OMOレンジャー」が、ガイドブックには載っていないご近所の情報を集めた「ご近所マップ」では、ホテル周辺の観光情報や、お店の最新メニューなどを見ることができる。ガイドブックに載っていない情報で、街歩きをさらに楽しめる。
「OMO5熊本 by 星野リゾート」の住所は、熊本県熊本市中央区手取本町5-1。室数160室(地上3階〜11階)。付帯施設は、カフェテリア・パブリックスペース・ロッカー・ランドリーなど。開業日は、2023年4月25日。