ニチレイフーズは10月3日、「鶏のから揚げ」に関する意識・実態調査「全国から揚げ調査2022」の結果を発表した。調査は8月、全国の一般生活者1万4,100人を対象に行われたもの。
まず、全29品を対象にした好きなおかずランキングでは、「鶏のから揚げ」が69.5%で1位となった。2位には「焼肉」(68.5%)、3位には「餃子」(68.0%)がランクインしている。
から揚げの好意レベルについては、60.6%が「好き」、25.3%が「やや好き」と回答。好感度は合わせて9割近くとなっている。
全国において、から揚げを1カ月間に食べる個数の平均が最も多い地域は「山形県」で64.0個となった。2位は「福島県」(51.0個)、3位は「東京都」(48.7個)。また、から揚げを1カ月に1回以上食べている人の割合(喫食率)は、「宮崎県」(81.7%)、「愛媛県」「京都府」(各77.0%)となっている。
全国のから揚げ消費個数を推計で算出したところ、2022年の年間消費量は約370億個以上となる見込みに。コロナ禍前の2019年調査と比較すると、年間総消費量の推計は約150%となることが分かった。
1カ月以内のから揚げ喫食率をルート別で見ると、「惣菜」が43.5%と最も多く、次いで「手作り」(40.2%)、「冷凍食品」(27.7%)、「コンビニ」(21.4%)が続いている。
から揚げの好きな部位については、1位「もも」(85.3%)、2位「むね」(46.4%)、3位「手羽先」(37.8%)の順となった。最も食べたいと思うから揚げの「衣」と「肉感」を尋ねると、衣は「かりっと」(47.0%)、「さくっと」(36.9%)、肉感は「ジューシー」(48.7%)、「じゅわっと」(38.6%)を好む傾向が見られた。
都道府県別で冷凍食品のから揚げを月に1回以上食べている割合を見ると、「富山県」(36.7%)、「福島県」(33.3%)、「山形県」(32.7%)の順に多い結果に。
また、冷凍食品のから揚げは他のから揚げと同様に「夕食」(65.6%)や「昼食」(31.7%)に多く取り入れられる事も分かった。特に「昼食」での利用は、昨年に比べて3.5%増加している。