個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」を提供するナイルはこのほど、自家用車を持つ全国の男女5,333人を対象に、電気自動車に対するイメージについてインターネット調査を実施した。同調査は2022年8月29日〜9月5日、自家用車を持つ全国の男女5,333人を対象にインターネット調査にて実施。有効回答数(サンプル数)は5,333だった。

  • 電気自動車に対するイメージについてインターネット調査を実施

近年、地球環境に優しいといわれ、注目を集めている電気自動車。世界中で開発が進められ、日本でも2022年は「EV元年」といわれるように、カーメーカー各社が次々と電気自動車を発表し、関心を集めている。

一方で、世界各国と比べて日本の電気自動車の普及率は低い水準といわれている。実際に、電気自動車に対して人々はどのようなイメージを抱いているのだろうか。

  • 90%弱が「電気自動車は高い」と感じている

車を持つ男女に電気自動車の値段に対して高い印象があるか聞いたところ「高い印象がある」と回答した人は4,669人(87.5%)となり、「高い印象はない」の360人(6.8%)を大きく上回る結果となった。

車を所有するほとんどの人が、電気自動車に対して高額な印象を持っていることがわかった。実際にガソリン車に比べて金額は高いものの、エコや燃料費の側面から値段についての価値を感じていれば、高いという印象は薄れるはず。まだまだ電気自動車の価値を感じる人が少ないという表れと思われる。

  • 車を持つ2人に1人が「電気自動車が欲しい」

電気自動車が欲しいかどうか聞いたところ、「欲しくない」と「欲しい、または持っている」が、ほぼ半数に分かれる結果となった。

  • 電気自動車のイメージは「ネガティブ」より「ポジティブ」が優勢

電気自動車に対してどのようなイメージがあるかを聞いたところ、ポジティブなイメージが53.6%、ネガティブなイメージが46.4%となり、ポジティブなイメージが若干多い結果となった。

ポジティブなイメージの中には、「脱炭素に貢献」「排気ガスが出ないので地球環境によい」といったエコ・環境に優しいと回答した人が最も多く、続いて「将来性がある」「これから主流になる」など最先端であることや将来性を評価する意見、さらに「維持費が安い」といった意見があった。

一方、ネガティブなイメージの中には「まだインフラが整ってない」「家庭用の充電設備がなく、設置にコストがかかる」といった環境・整備が不十分との回答が最も多く、続いて「車両価格が高い」「長距離移動できない・走行性能に不安」などが続いた。また、「電気代がかかる」「コスパが悪い」など車両価格以外の費用負担で良くないイメージを持つ人もいた。

今回の調査により、「電気自動車は欲しいけれども、維持するにはたいへん」といったイメージを持つ人も少なくなく、そのような状況が、電気自動車は高いという印象を生み出しているように思われた。

電気自動車の価格はメーカーや車種によって差があるが、最近では軽自動車で200万円台、補助金を使えば100万円台で購入できる車種も登場し人気を集めている。

今後、価格帯を抑えた電気自動車がさらに増え、環境も整っていけば、自動車ユーザーにとって買いやすい状況となるかもしれない。同社では、「その際には月々定額で安心してカーライフを送ることができるカーリースを検討してみてはいかがでしょうか」と呼びかけている。