俳優の遠藤憲一が、2022年10月20日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『ザ・トラベルナース』(毎週木曜21:00~※初回10分拡大スペシャル)でナレーションを務めることが1日、明らかになった。

  • 遠藤憲一=テレビ朝日提供

同作は『ドクターX~外科医・大門未知子~』生みの親・中園ミホ氏が脚本を手掛ける、看護の世界に焦点を当てた痛快医療ドラマ。スーツケースを手に街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師=トラベルナース・那須田歩を岡田将生が、柔らかい物腰ながらここぞという場面では痛烈な一言を放つ謎多きスーパーナース・九鬼静を中井貴一が演じる。そのほか菜々緒に加え、松平健、寺島しのぶ、柳葉敏郎、安達祐実、恒松祐里、泉澤祐希、浅田美代子らの出演が発表されている。

これまで『マトリックス』シリーズ(1999、2003、2021年)や『バトル・ロワイアル』(2000年)、『20世紀少年』シリーズ(2008~2009年)、『シン・ゴジラ』(2016年)など大成功を収めた映画の予告編や、テレビ朝日で放送された『告発〜国選弁護人』(2011年)などのテレビドラマ、さらにはドキュメンタリーやCMなど幅広いジャンルでナレーションを務め、数多くの作品をヒットに導いてきた遠藤。しかし意外にも「一時期ナレーションの仕事が多かったんだけど、実は得意じゃないんですよ(苦笑)。文章も間違えずに読まなきゃいけないし、難しいんだよね……」と明かす。

そんな遠藤がナレーション収録の日に携えてきたのは、該当ページの紙がくたびれた『ザ・トラベルナース』の台本。この日のために「何回も読む練習をしてきました!」という真摯な心意気を見せた。また、ナレーション収録が行われたのはドラマ本編を撮影しているスタジオのサブ(=副調整室)。同日にはドラマも撮影されており、遠藤が「昔からの戦友みたいな感じ」という主演の岡田をはじめ、顔なじみのキャスト陣が遠藤を熱烈歓迎する一幕も。再会を楽しむあまり、最終的に予定の収録時間をオーバーしていた。

コメントは以下の通り。

■遠藤憲一(ナレーション)

2013年から出演した『ドクターX~外科医・大門未知子~』にたどり着くまで、内山聖子プロデューサーの作品にはナレーションで参加することが多かったので、今回オファーを受けたときは「久々だな!」という感じでした。僕は一時期ナレーションの仕事が多かったんだけど、実は得意じゃないんですよ(苦笑)。文章も間違えずに読まなきゃいけないし、難しいんだよね……。だから今回は、何回も読む練習をしてきました!

主演の岡田将生くんとは過去に何度も共演しているし、『不便な便利屋』(2015、2016年)ではずっと北海道ロケを共にしたので、昔からの戦友みたいな感じ。今回もナレーション録りで現場に行ったら、元気そうでうれしかったです。岡田くんにはいつも激励してもらってます(笑)。

一方、実は中井貴一さんとは、お芝居で絡んだことがないんですよ。中井さん主演の作品に2回ほど、瞬間だけ出てくるような役で参加したことはあって、同い年なので現場で話したりはしたんですけどね。なので、いつかちゃんと芝居でも絡めたらいいな、と思います。

脚本の中園ミホさんは相変わらずキャラクターを作るのがお上手ですし、『ザ・トラベルナース』も皆さんに喜ばれる作品になるんじゃないかな。「待ってました!」というようなドラマが来るので、ぜひ楽しんでください!