骨格のしっかりした柴犬と柔軟なカラダを持つ猫、ルックスが異なる二匹ですが、性格はちょっと似ているという感想を、特に柴犬の飼い主から聞くことがあります。コミック「世界の終わりに柴犬と」の作者であり、柴犬ハルさんと田舎住まいをする 石原 雄さんもまたその一人。柴犬と猫との共通点をユーモラスでありながらリアルな描写で図解してくれました。ちょっとツンデレなんですよね、両方とも。
柴犬が猫っぽいと言われるところ
柴犬は和犬と二ホンオオカミの交配により誕生した犬種と言われていて、二ホンオオカミと非常に近しいDNAを持っています。二ホンオオカミは大陸オオカミと違って群れを作るといった習慣がありません。いわゆる「一匹狼」の血筋を引いているのが柴犬なのですね。それにしても石原 雄さんの描く柴犬と猫たちは、絵の説得力もあいまって、ホントに似た者同士に見えます。フォロワーたちも同意見だったようで、共感度合がスゴいです。
「激しく同意」「もー全部あるあるすぎて笑えました」「じっと見つめてくるのに、撫でようとすると避けられる」「我が家の女シーバは呼んでも全く来ないです…」「全部当てはまるけど、ウチの子は、それに加えて、たまに、うにゃ、と鳴きます」「背中にファスナーあって猫出てくるのかなと」などなど。投稿者であり、作者である 石原さんにお話を伺いました。
■作者に聞く
……柴犬と猫が案外似ていると気づいたきっかけは?
私が気づいたというより、犬好きの間では昔から柴犬は気まぐれで猫っぽいと言われていることでして、具体的に図解してみた次第です。
……逆に猫と一番違う点は?
やたら散歩を必要とするところと、換毛期に毛が異常に抜けることぐらいですかね。
……この図解を描く上で苦労、工夫した点は?
猫は普段描かないので、難しいかったです。モデルは実家の猫のナツさんです。
……柴犬の魅力はどんなところにありますか。
猫の気まぐれさと犬の忠実さの絶妙なバランスです。
▼柴犬が猫っぽいと言われるところ
柴犬が猫っぽいと言われるところ pic.twitter.com/jR3NFVCXsC
— 石原 雄 (@K5dbZRmjNe77i5r) September 18, 2022