■タイトルは即決「これだ! とピンときて」

――ヤギ関連では、写真集のタイトルも『はじメェ~まして。』とヤギとかかったものになっていますが、これは小日向さんが考案したのでしょうか?

いえ、これは編集さんに考えていただきました。撮影を終えてから自分でも結構考えていたんですが、すごい中2病っぽいものばかりで。ラグナロクとか(笑)。表紙が決まったときに絶対違うなと思って、即撤回しました。その後にこの『はじメェ~まして』というタイトルの候補を見たときに、「これだ!」とピンときて即決でした。

――初めての写真集、そしてヤギ愛が伝わるぴったりなタイトルです。今作では初のランジェリーカットにも挑戦されました。

撮影ではセクシーでおしゃれな黒のランジェリーを用意してもらったので、その嬉しさもあり、恥ずかしさは少し和らぎましたね。全体的にポップな色の衣装が多かったので、ここは高めのヒールを履いて、大人っぽさを演出できるように頑張ったんですが……どうでしょう(笑)。 ただ、出せていないカットも実は使われていて、クッションを抱きかかえて寝転がっているカットはちょっと素が出てしまってなりきれてない部分が出ちゃいましたね(笑)。

――見ている人からしたら、逆に隙のある感じがギャップを感じるカットかもしれません。撮影に向けてボディメイクなどに力は入れましたか?

食べるのが好きなのでトレーニングは増やしました。普段は週に1、2回くらい通うプランだったんですけど、毎日でも通えるプランに変更して、毎日は行けなかったですけど、ヒップラインと腰回りを重点的に週3、4回は通いました。ただ、個人的に華奢すぎるより、少し肉感があるような柔らかいボディラインが好きなので、そこは残すように意識しました。

――ご自身のボディメイクの仕上がりに点数をつけるとすると?

え~、何点だろう……難しいですね。写真集を見た方に判断していただきたいですけど、100点ってことにしておきます(笑)。

■SNSから夢を叶えた現在

――また、8月26日に25歳の誕生日を迎えられた小日向さんですが、これまでを振り返って大きな転機になった出来事はありますか?

グラビアを始めたことも大きな転機だと思いますが、そもそも活動を始めたきっかけまで遡ると、SNSを始めたことだと思います。私、友達があまりいなかったのでTwitterとかインスタグラムをやっていなかったんです。始め方もわかなくて……。でも、イベントコンパニオンの仕事をきっかけにSNSをやり始めて、今でも応援してくださる方とのつながりを作ってくれたので、一番大きな変化だったんじゃないかと思います。

――小日向さんのある種、原点と言えるものだと。

そうですね。芸能のお仕事を始めることができたのも、フォロワーさんが増えてきたことがきっかけの1つだと思いますし、見てくれる人が増えてくることによって、お仕事をいただけるようになりました。今の事務所に所属して、グラビアを始めたこともそこからつながっているのかもしれません。

もともと、芸能界への憧れ自体は中学生時代からあって! 美容室でファッション誌とかを見て、モデルさんになるのが夢だったんですが、家庭も厳しかったのでそのときは叶えることができませんでした。

――現在、ファッション誌『Ray』(主婦の友社)のウェブモデル・RayGirlとしてモデルの活動もされて、中学生時代の夢を叶えることができたんですね。

ありがたいことに……。昔からの夢だったので、誌面やウェブに自分が載っているのが、今でも信じられません(笑)。掲載されているのを見て、次もがんばろう! といつも思います。

■女優、モデル、グラビアアイドルとして

――モデルとしても活動しながら、映画の初主演も決定するなど益々活躍の幅を広げていますが、今後はどういったことに力を入れていきたいですか?

グラビアやモデルはもちろん、お芝居にも力を入れていきたいです。去年、舞台にも何度か挑戦させて頂いて、今回映画で初主演を務めさせていただけるので、これからもっと映像のお仕事もできたら嬉しいです。憧れは松たか子さんのような、コメディもできるような、どんな作品にも馴染める女優さん。そして内田理央さんのように、モデル、女優だけでなくバラエティなどでも活躍できる人になりたいです。

――では最後に、今後の目標をお聞かせください。

これから演技のお仕事など、もっと活動の幅を広げていきたい、ということとヤギの良さを広めていきたいです(笑)。ヤギのお仕事とかあったら嬉しいです。牧場とコラボみたいな(笑)。

あとはファンの皆様とお会いできる機会をもっと増やしていきたいです。今回の写真集イベントだったり、個人的にはバスツアーをやりたくて。みんなでヤギのいる牧場に行って、ヤギの良さを直接伝えられたら絶対楽しいと思います!

  • 『小日向ゆかファースト写真集 はじメェ~まして。』(徳間書店) 撮影:野澤亘伸

■小日向ゆか
1997年8月26日生まれ。群馬県出身。身長160cm。“有村架純似”で話題を集め、2021年2月にグラビアデビュー。ファッション誌『Ray』(主婦の友社)のウェブモデル「Raygirl」も務め、YouTubeやバラエティ番組、舞台などマルチに活動している。12月には初主演映画『はじめてのオーディション』がAkiba Screening2022でプレミア上映。現在、『小日向ゆかファースト写真集 はじメェ~まして。』(徳間書店)が発売中。