ミュージカル『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』の公開ゲネプロが21日に東京・有楽町よみうりホールにて行われ、岡本圭人、小南満佑子、水田航生、木内健人、宮原浩暢、壮一帆が登場した。
同作はアメリカの人気作家リック・リオーダンによる人気ファンタジー小説『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のミュージカル化作。オリンポスの神々やギリシャ神話に出てくる怪獣たちが次々と現れるファンタジー要素たっぷりなストーリーとなる。
初ミュージカルとなる岡本は「子供の頃から好きだったパーシー・ジャクソンをやらせてもらえると聞いたときに不安やプレッシャーがあったんですけど、稽古を重ねるごとに素晴らしいスタッフの皆さん、たくさんの皆さんと一緒にどんどん変化をしていき、パーシー・ジャクソンの持っている勇気や強さが自分の中に湧いてきて、たくさんのお客様に届けられたらいいなと思っています」と意気込む。もともとHey! Say! JUMPのメンバーとして活動をしていたため、「人前で歌うのはいつぶりか」という質問に、「 ニューヨークでたまにストリートライブはしてたんですけど。留学してからだから、2018年ぶり?」と答えるが、まるで長生きをしているかのような響きに「4年ぶりです」と改めてアピールしていた。
水田は「『盗まれた雷撃』なので、お客様の心を盗んでいきたいと思います」との発言で周囲を沸かせ、小南は「今まではカゴの中の鳥のような役が多くて、基本白い衣装を着せ褪せていたくことが多かったんですけど、今回はパンツスタイルで。普段サバサバしてるので、素の私のまま出ているような感覚もあった」と振り返る。木内も「毎日とてもクリエイティブな稽古で、日々みんなが『こういうおもしろいことやってみたい』と持ち込んだ」と様子を明かした。
ケンタウロス役の宮原は「まさか自分が馬を背負いながら……」と苦笑しつつ、「もっとおもしろくしてやろう、もっとかわいくなるかなあと考えながらやっています。みんないじるんですよ、尻尾掴まれたり、抜かれたり、お尻叩かれたり。神経通ってないのでわからないんですけど」と意外な苦労もあった様子。岡本の母親役の壮は「圭ちゃんは誰よりも早く稽古場に来て、みんなが帰った後も1人残って稽古してるんです。それに釣られてみんなも入り時間が早くなり、キャスト全体に及ぼした影響って大きいんだな」と褒めつつ、ずっと見守っていたことを語った。
岡本は「うちの母親も『圭ちゃん』って呼ぶんです」と共通点を見つけ、壮に対し「いつも会うとすごいテンション上がります。本番前にアップする場所がいつも隣同士で。いつもストレッチしながら、母さんといっしょにストレッチしてるのは素敵だなと思い」と"母親愛"を見せる。初ミュージカル挑戦については「誰にも相談しなかったです。なかなか人と相談することがない。でも、よく『した方がいい』って怒られます」と語りつつ、「僕自身歌うことも大好きですし、体を動かしながら歌って表現する、セリフを音楽に乗せるということについても、演劇留学した時にミュージカルの授業で学んでいたので、(挑戦は)夢でもあったので、その夢がこれから叶えられると思うと一生懸命頑張らないとと思います」と改めて思いを強くした。
東京公演は有楽町よみうりホールにて2022年9月21日(水)~10月5日、京都公演は京都劇場にて10月9日〜10日。