加熱式たばこ専用デバイス「glo hyper(グロー・ハイパー)」シリーズの専用たばこスティック「ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・クリア」「ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・グリーン」が8月29日から全国で発売中だ。

紙巻たばこに近い濃厚な味わいながら、ほのかなバニラとマスカットの香りを楽しめる2銘柄を試してみた。

  • (左)ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・グリーン、(左)ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・クリア

増税後もワンコインで買える?

「ケント・トゥルー・リッチ・シリーズ」は、たばこ本来の味わいにこだわったKENT neostiks(ケント・ネオスティック)のglo hyperシリーズ専用たばこスティックとして、2021年3月に販売を開始したシリーズ。

「トゥルー」を冠する銘柄は従来のKENT neostiksの製品と比較して、たばこ葉の含有量が多く、より紙巻たばこに近い満足感と濃く深いたばこの味わいが特長だ。glo専用たばこスティックの中で人気No.1を誇る「ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・メンソール」なども同シリーズのラインナップとなっている。

そんな「ケント・トゥルー・リッチ・シリーズ」からこのほど発売されたのは、「gloでクリーンに楽しむ、香りと味わい」をコンセプトとする2銘柄。

「ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・クリア」はほのかにバニラのような香りを楽しめる濃厚レギュラー。

蒸気から香るほのかなバニラの香りには、加熱式たばこ特有のにおいを感じにくくする性質があり、においに配慮をしながら紙巻たばこのような濃厚な味わいを楽しめる。臭気成分の分析により、煙(蒸気)に含まれる悪臭原因成分の構成比が、従来製品などと比較して低い設計になっているようだ。

「ケント・ネオスティック・トゥルー・リッチ・グリーン」では、すっきりメンソールに爽やかなマスカットの香りを楽しめる。後に残るようなしつこさや甘ったるさなどはなく、加熱式たばこに独特のにおいもあまり感じられなかった。また、とくにブーストモードだとかなりの吸いごたえがあり、辛口のミントガムのような味わいにも近いかもしれない。どちらの製品も実際のバニラやベリー類の果実・果汁は含まれていないそうだ。

全国のコンビニエンスストアおよび全国のgloストア、一般たばこ取扱店、glo & VELOオフィシャルオンラインショップ、価格は20本入り500円と、手に取りやすいワンコイン価格となっている。

なお、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは、2022年10月1日から適用される加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴う加熱式たばこの小売定価改定について、8月26日に財務大臣に対し認可申請を行ったが、9月1日に取り下げ、再申請したと発表している。認可されれば、今回紹介した2銘柄の価格は10月1日以降も据え置かれる見込みだ。