パソコンの上に数滴の水が落ちただけでも故障の原因となるのに、生卵が割れてしまったら?!衝撃的な画像をツイッターに投稿してバズったのは食品サンプル会社の株式会社いわさき。そう…衝撃画像も食品サンプルでした。でも、なんで割れた卵なんかの食品サンプルがあるのでしょうか。

生卵がリアル過ぎて どこに置いても衝撃的。

  • (Twitter 株式会社いわさき_食品サンプル@IWASAKI_SAMPLE より引用)

  • (Twitter 株式会社いわさき_食品サンプル@IWASAKI_SAMPLE より引用)

  • (Twitter 株式会社いわさき_食品サンプル@IWASAKI_SAMPLE より引用)

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「割れた生卵」の写真は、8/18〜31まで東京ソラマチ(東京スカイツリータウン)で開催された、「おいしさのアート展2022」に展示された『生々しい生卵』という作品の一部でした。北海道から九州までの食品サンプル製造工場から、101名の作品が集結。ユニークなアイデアや、リアルな美味しさを追究した作品が集まりました。それにしても見事な出来栄え。さすがに日本が世界に誇る食品サンプル技術ですよね。フォロワーたちに与えたインパクトも大きかったようです。

「なんかドッキリでよかった〜、取り返しがきかなさそうで」「え…やばい……めちゃくちゃ欲しい……色々な所に置いてびっくりさせたい…」「何も知らなかったら発狂案件」「サンプルと聞いていても、画像を見ると心臓あたりが冷えますね」などなど。さらに多いリプライは「ほしい」「買いたい」の声。 株式会社いわさきの広報担当さんに商品化などについてもお話を伺いました。

■広報担当さんに聞く

……なぜ食品サンプルとして割れ生卵を作成しようと考えましたか。

「生々しい生卵」の製作担当者に聞きますと「卵の殻を今までにないくらいリアルに作れるかもしれないと再現のアイデアが思い浮かんだのがきっかけ」だそうです。卵なら広く外国の方でもわかるポピュラーでシンプルな食材ですし、あっと驚くリアル感、そして食品サンプルならではの表現をどなたにでも楽しんでいただける作品かと思います。

……実際に作成する上で苦労、工夫した点は?

食品サンプルは本来、実物の食品から型を採って作りますが、今回の生卵に関しては、黄身や白身などの原型を創作した上で作っています。製作者本人曰く「思っていたより苦労したのは最初に思いついた『殻』でした」とのことですが、非常に薄く繊細な部分なのでよく再現したなと思います。ちなみに製作担当者は日頃、食品サンプルだけでなく医療機関や医療機器業界からご依頼のある製品の研究開発も担当しています。

……実際に完成して、いろいろな場所に置いてみた感想は?

割れた卵の様子が、あまりにもリアルだったので、ツイッター担当が会社で身近なあちこちに置いて、写真に撮ってみました。どこに置いても衝撃的だというのがズバリの感想です。特にパソコンに置いてみた感じはゾッとなるほどでした。身近であるからこそ、多くの方の心に響いたのかと思います。私も写真を撮りながら、ビジュアルにはドギマギしていました。

……「欲しい!」「いたずらに使いたい!」という声が多数ありましたが、商品化の予定は?

写真の生卵は、シンプルに見えて、ベテランの製作者が何時間もかけて製作した、いわば精巧なアート作品ですので、そのままでは一般に販売できる価格にはならないものなのです。ただ、これだけ大きな反応がありましたので、食品サンプルグッズ開発の今後の参考にさせていただきたいと思います。いわさきオンラインショップでは、他に、「とろけるアイススプーン」や、「こぼれたコーヒー」など、食品サンプルならではの面白アイテムに人気がありますね。またこんなのあったら面白いかも?というアイデアがあれば教えてくださいね!

▼生卵がリアル過ぎて どこに置いても衝撃的。