9月10日よりWOWOWプライム&WOWOWオンデマンドで放送と配信をスタートする『連続ドラマW HOTEL-NEXT DOOR-』(毎週土曜 22:00~全6話※第1話は無料放送、WOWOWオンデマンドは無料トライアル実施中)の記者会見&完成披露試写会が7日、都内で行われ、ディーン・フジオカ、草笛光子、加藤雅也、阿部純子、御法川修監督が出席した。
同ドラマは、漫画界の巨匠・石ノ森章太郎の名作『HOTEL』を原作に、ホテル競争が激化した現在に舞台を移し、凋落したホテル・プラトンの危機をオリジナル脚本で描く社会派エンタテインメント。プラトンの再建のために総支配人として招かれたホテル経営のプロで"ホテル座の怪人"と呼ばれる主人公・三枝克明にWOWOWでの主演が初となるディーン・フジオカ。また、プラトン創業者の夫を亡くし、ある目的のために三枝を総支配人として招いた現オーナー・大原舞子役に草笛光子、 国内外のホテルを次々に買収する実業家で一大ホテルチェーンを築くホテル王・周浩然役に加藤雅也、念願のコンシェルジュ部門配転となるもスキル不足で伸び悩む木下かすみ役に阿部純子が演じている。
この日は観客を招いての試写会前に、キャスト陣と御法川監督が登壇して舞台あいさつ。主演のディーン・フジオカは「これまでの人生でホテルは縁の深いものです。今回はその世界観が描かれ、そこで日々お仕事をして生活する作品だと改めて感じたので、自分としてはワクワクしていました。前向きな気持ちでホテルのGM役を演じさせてもらい、実生活では出来ない時間を堪能させていただきました」と満足げ。同ドラマでオリジナルキャラクターでもあるシンガポール人のホテル王役を演じた加藤は「私の俳優人生の中でこれほどお金持ちの役を演じたのは初めてです」と自身にとってはチャレンジだったといい、「何で日本人の僕が中国語を喋りまくらなければあかんやと。アジアで活躍するディーンくんが中国語上手いのに、それに被せて僕が喋るというとんでもない試練を与えられました。やっぱりお金持ちになるにはそれなりの苦労があるんだと。私は語学で苦労しました」と明かして笑いを誘う場面も。
また、コンシェルジュ役の阿部は「初日からすごく緊張してましたが、支配人(ディーン・フジオカ)が穏やかに話しかけてくださってすごく自然に演じられました。スタッフさんや私の冗談とかにも参加してくださるチャーミングなところがあって本当に素敵な方なんだなと改めて感じました」とディーンに感謝すると、ディーンから「阿部ちゃん! 結婚おめでとう!」と祝福されて顔を赤らめていた。
ホテルを舞台にしたドラマということで「宿泊するにあたってのこだわりは?」という質問に「ヨーロッパの歴史あるホテルが高い良いホテルとされていますが、そういうホテルでバスタブとか入っているとシンクの下のパイプが錆びていたりして、あれがダメなんですよ。僕は変えてもらいます」という加藤に激しく同意したディーン・フジオカは「水圧が許せないんですよね。やたら強い水で弾いちゃったり何でこんなに弱いんだろうとか。そういう時は下を開けて自分で調節しちゃったりして(笑)」と明かしていた。