トヨタファイナンシャルサービスは9月6日、「節約意識と秋の旅行需要」に関する結果結果を発表した。調査は7月21~22日、全国の20~60代のビジネスパーソン400人を対象に、インターネットで行われた。

「現在の新型コロナウイルスの感染状況を受けて、現時点でのあなたのお気持ちに近いものをお選び下さい」と聞いたところ、約6割の人が「旅行意欲がある」と回答した。

  • 現在の新型コロナウイルスの感染状況を受けて、現時点でのあなたのお気持ちに近いもの

そして、「2022年の夏は約2年ぶりに政府からの行動制限がない予定です。あなたは新型コロナウイルスの感染拡大が起きた2020年以降の夏で、最もお金を使う機会が増えると思いますか」と尋ねると、「増えると思う・やや思う」(36%)と、約3人に1人が今年の夏は支出が増加する予想をしている。

  • 2022年の夏は約2年ぶりに政府からの行動制限がない予定です。あなたは新型コロナウイルスの感染拡大が起きた2020年以降の夏で、最もお金を使う機会が増えると思いますか

そして「2022年になって食品や日用品、ガソリンなど相次ぐ値上げに伴い、あなたの生活が苦しくなったと感じますか」と聞くと、「思う・やや思う」の回答が全体の約7割を占めた。

  • 2022年になって食品や日用品、ガソリンなど相次ぐ値上げに伴い、あなたの生活が苦しくなったと感じますか

次に、「2022年、相次ぐ値上げに伴って、あなたの節約に対する意識はどのように変化しましたか。最もあてはまるものをお答えください」と尋ねたところ、88.8%の人が「高まった(やや高まった)」という結果に。値上げにより約9割の人が節約意識の高まりを感じていることが分かった。

  • 2022年、相次ぐ値上げに伴って、あなたの節約に対する意識はどのように変化しましたか。最もあてはまるものをお答えください

また、「節約のために実践している、お金にまつわる制度・商品をお選びください」という質問には、「ポイ活」(41.4%)が最も多く、「定期預金」「株式」「NISA」「ふるさと納税」がほぼ同率で約20.0%だった。また「どれも経験ない」(約30.0%)の回答が、「ポイ活」の次に支持を集めている。

  • 節約のために実践している、お金にまつわる制度・商品をお選びください

さらに、「1ケ月に自由に使えるお金、またはお小遣いは、2022年に入り減少したと回答した方にお伺いします。2021年の1ケ月あたりの金額と比べて、どのぐらい変化しましたか」と聞いてみると、最も多い減少額は「4,000~5,000円」(21.0%)となった。また、全体の7割以上が「1万円未満」の減額を経験していることが伺える。

  • 2021年の1ケ月あたりの金額と比べて、どのぐらい変化しましたか

そこで、「2022年の秋の行楽シーズンについて、あなたの旅行意欲を教えてください」と尋ねると、約7割が「旅行したい・やや旅行したい」と回答。節約志向が上昇する一方で、秋の旅行意欲も高まっていることが分かった。

  • 2022年の秋の行楽シーズンについて、あなたの旅行意欲を教えてください