SMBCコンシューマーファイナンスは8月25日、「10代の金銭感覚についての意識調査2022」の結果を発表した。調査は7月8日~11日、15歳~19歳の学生を対象にインターネットで行われ、1,000名の有効サンプルを集計した。

  • ひと月あたりの収入額

    ひと月あたりの収入額

現在の収入状況を聞いたところ、高校生は「収入はお小遣いのみ」が52.4%、「お小遣い以外の収入がある」が28.9%、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)になると「収入はお小遣いのみ」は12.7%にとどまり、72.1%が「お小遣い以外の収入がある」ことがわかった。

ひと月あたりの収入額については、高校生は1万1,813円と、2021年の前回調査(1万653円)から1,160円増加。大学生等は8,495円も増加し、4万3,883円となった。

  • 1ヶ月のアルバイト代

    1ヶ月のアルバイト代

ひと月あたりのお小遣い額の平均は、高校生は4,417円(前回調査比+870円)、大学生等は1万140円(同+1,871円)と、いずれも前回より増加。

1ヶ月のアルバイト代の平均は、高校生では平均6,961円と前回調査より微増(+267円)。一方、大学生等は3万2,903円と、前回調査より6,468円の大幅増加という結果に。商業施設や飲食店の多くが通常営業を再開し、アルバイトを行う学生が増えたことにより、収入額が増加したと考えられる。

  • 預貯金の額

    預貯金の額

次に、預貯金について質問したところ、高校生57.3%、大学生等63.8%が「預貯金をしている」と回答。特に、高校生は前回調査より10.0ポイントも上昇した。

預貯金の額については、高校生は平均11万6,725円、大学生等では平均26万7,718円という結果に。前回の調査結果と比較すると、高校生は+2万9,952円、大学生等では+5万1,503円と、大幅に増加した。社会の経済活動再開が進む一方で、社会情勢の不透明感が貯蓄行動を促し、預貯金額の増加につながっていると考えられる。