ライボが運営するJob総研は9月5日、「2022年 防災意識に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は8月24日~29日、全国の20~50代で1年以内~10年以上勤務している社会人552人を対象に、インターネットで実施した。

  • 自身の防災意識について教えてください

自身の防災意識について尋ねたところ、66.7%が「とても高い」「高い」「どちらかといえば高い」と回答した。防災意識が「低い派」の合計は33.3%となっている。

また「防災意識が高い派」の回答を年代別で見ると、「20代」が64.6%、「30代」が67.3%。「40代」が66.4%、「50代」が74.1%だった。最も意識が高かったのは50代で、最も意識が低いのは20代となっている。「高い派」の回答内訳を見ると、「とても高い」を最も多く回答したのは20代(9.6%)で、最も回答が低かったのは50代(5.6%)だった。

コロナ禍で増加した自宅時間やテレワークで、自宅での防災意識に変化があったか尋ねると、71.7%が「変わらず高い」「高まった」「どちらかといえば高まった」と答えた。最も多かった回答は「どちらかといえば高い」(36.8%)となっている。「低くなった派」の合計は28.3%だった。

防災意識が高まったと答えた人はその理由として「メディアでの報道を以前よりも見聞きするようになったことで意識が高まった」「自宅にいることが多くなったので、住んでいるマンションで何が起きているかわかった」「コロナ感染を経験して物資確保の重要性を学んだ。感染時に災害が来たらどうしたら良いのか」などをあげている。

  • テレワークが増え、自宅での防災意識に変化はありましたか

自身の災害対策について尋ねると、80.2%が「している」「少ししている」と答えた。19.8%は「全くしていない」と答えている。

具体的な災害対策について聞くと、「防災グッズを備蓄している」(63.7%)が最も多く、「災害時の食糧・飲料を備蓄している」(58.5%)、「避難場所や避難経路を把握している」(36.1%)と続いた。最も回答が少なかったのは「災害時の連絡手段を家族と共有している」(16.9%)だった。

  • 災害対策をしていますか

自身が勤務する職場の防災意識について尋ねたところ、78.7%が「とても高い」「高い」「どちらかといえば高い」と答えた。災害マニュアルの有無については、61.4%が「ある」、11.1%が「ない」、27.5%が「有無を知らない」と答えている。

  • 勤務先の防災対策はどのように感じますか

テレワーク時の災害対応について勤務先からの周知がされているか聞くと、「周知されていない」(62.7%)が半数以上を占め、「周知されている」は37.3%だった。