JR九州は西九州新幹線開業に合わせ、9月23日に行うダイヤ改正で、特急「みどり」の一部列車に振子式の車両885系を導入する。885系を使用する「みどり」は上下計10本(下り・上り各5本)。うち3本(下り1本・上り2本)は「みどり(リレーかもめ)」として運転される。

  • 振子式の特急形電車885系。9月23日のダイヤ改正から、特急「みどり」「みどり(リレーかもめ)」の一部列車を885系で運転する

博多~佐世保間の特急「みどり」は現在、783系を中心に、一部列車で787系も使用されている。9月23日のダイヤ改正後、特急「みどり」「みどり(リレーかもめ)」は上下計32本(下り・上り各16本)を運転。うち22本(下り・上り各11本)を783系、10本(下り・上り各5本)を885系とする。

885系を使用する下り列車は、博多駅11時33分発「みどり23号」、博多駅16時14分発「みどり(リレーかもめ)43号」、博多駅20時32分発「みどり59号」、博多駅21時33分発「みどり63号」、博多駅22時35分発「みどり67号」の5本。上り列車は佐世保駅7時18分発「みどり6号」、佐世保駅8時6分発「みどり10号」、佐世保駅9時5分発「みどり(リレーかもめ)14号」、佐世保駅13時44分発「みどり34号」、佐世保駅19時9分発「みどり(リレーかもめ)54号」の5本で885系を使用する。

下りは夕夜間、上りは朝の時間帯を中心に885系の「みどり」を運転するほか、武雄温泉駅で西九州新幹線「かもめ」と同一ホーム乗換えを行う「みどり(リレーかもめ)」のうち下り1本・上り2本、計3本を885系による運転とする予定。なお、885系を使用する「みどり」「みどり(リレーかもめ)」に関して、JR九州の駅別時刻表などに「『白いみどり』で運転」と記載されている。