俳優の高杉真宙が、フジテレビ系ドラマ『PICU 小児集中治療室』(10月スタート、毎週月曜21:00~)に出演することが3日、明らかになった。

高杉真宙

駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)が先輩医師・植野元(安田顕)と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICU(小児専門の集中治療室)を作るため、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く同ドラマ。高杉が演じるのは、幼少期から武四郎と兄弟のように育った大親友で、今は救命医として奮闘する矢野悠太だ。

悠太は武四郎の同級生で幼なじみ。バスガイドの涌井桃子(生田絵梨花)、小児外科医の河本舞といつも4人でつるんできた腐れ縁だ。医大卒業後は地元の札幌を離れ、網走で救命医として孤軍奮闘している。失敗続きで落ち込む武四郎から“お悩み相談”の電話がかかってくるたび、「武四郎ならできるよ、頑張れ」と励ましてくれる良き理解者。幼なじみ4人の中でも頼りになる存在で、子どもの頃から周囲の人間に慕われていた。進路も同じで、公私ともに良い相談相手だった悠太だが、実は誰にも言えない秘密を抱えていて…。 コメントは、以下の通り。

■高杉真宙
――台本を読まれた感想をお聞かせ下さい。
「何が起こるか分からない。読んでいて本当に感情を揺さぶられました。第1話を読んだだけでこの作品のファンになりましたので、演じるのももちろん楽しみですが、何より皆様と一緒に出来上がったこの作品を見ることが楽しみです」

――撮影に臨むにあたり、意気込みをお聞かせ下さい。
「PICUを多くの方に知って頂けたら、と思っています。自分自身のことを上手く表現することができない子供たちと一緒に病気と向き合っていくその姿を―」

――役作りで意識されることをお聞かせ下さい。
「伝えたいことがたくさんある作品かと思います。それを何一つ取りこぼすことなく、僕自身ができることに全力で臨んでいきます。医療に関わる方たちのさまざまな感情を表現できたらと思います」

■金城綾香プロデューサー
「矢野悠太は武四郎と同年齢ではあるものの、兄のような存在です。武四郎より少し前を歩いている、成績優秀で優しい矢野は、武四郎をいつも助けてくれる自慢の親友です。だからこそ、矢野は自分の悩みやつらさを自分の中に押し込める癖がついてしまっています。静かな情熱と誰からも慕われる柔らかさを持つ矢野を、ぜひ高杉真宙さんに演じていただきたいと思いオファーさせていただきました。武四郎と矢野が対峙(たいじ)するシーンが今後出てきます。その時に吉沢さんと高杉さんがどんなお芝居をみせて下さるのか、本当に楽しみです」