マクロミルは8月24日、「No.1表示広告」に関する意識調査の結果を発表した。調査は7月27日〜28日の期間、全国20歳〜69歳の男女を対象に行われたもの。

  • No.1表示広告との接触状況

まず、No.1表示広告を見聞きする頻度について聞いたところ、「週に何度も」は37.3%、「月に数回」は31.0%で合計68.3%の人が、月に数回以上見聞きしているという結果となった。

見聞きした際に持つ印象については、「好感を持つことが多い」が15.2%、「好感を持つこともあれば、不快感を持つこともある」が54.8%、「不快感を持つことが多い」が12.7%となっている。

  • No.1表示広告との接触時の印象

No.1表示広告を見聞きした際の、その商品やサービスに持つ印象についても尋ねてみると、「興味を持つ」「好感が持てる」「信頼できる」「買いたくなる」のいずれも、「あてはまる」(とてもあてはまる+ややあてはまる)のスコアが3年で微減していた。

  • No.1表示広告の商品・サービスに対する印象

さらに、具体的な印象について聞いてみると、好印象の場合「人気がある」「流行っている」「期待できそう」「勢いがある」「宣伝が上手い」が上位に。だが、1位の「人気がある」も27.4%で、3割を割っている結果となった。

  • No.1表示広告に対する印象上位5位(好印象と悪印象)

一方、悪印象の上位5つは「うさんくさい」「信ぴょう性に欠ける」「押し付けがましい」「売り込まれているように感じる」「企業の自己満足」の順。上位2つの「うさんくさい」「信ぴょう性に欠ける」は4割弱となっている。

続いて、No.1表示広告が購入意欲にどの程度影響するかを年代別で調査。すると、「影響する」(かなり影響する+やや影響する)は、2022年は若い世代ほどスコアが高く、20代では約半数の49.7%となっていた。

2019年と比べると、ほとんどの世代でスコアが低下。特に60代では影響すると回答した人は3割を割っている。

  • No.1表示広告は購入意欲に影響するか

最後に、No.1表示広告に対する考え方を尋ねてみたところ、「広告が増えたと感じる」(そう思う+ややそう思う)人は54.7%と過半数を占める一方で、「消費者へのアピールに最適だ」と考える人は35.5%にとどまった。

  • No.1表示広告に対する考え方

また、79.9%が「事実に基づくべきだ」、42.2%が「行政は広告の規制の強化をすべきだ」と回答している。