JR東日本、JR北海道、JR西日本、JR東日本サービスクリエーションは26日、東北・北海道新幹線と北陸新幹線の「グランクラス(飲料・軽食あり)」車内サービスを10月1日よりリニューアルすると発表した。
今回のリニューアルでは、より幅広く利用してもらえる「グランクラス」をめざし、これまでの軽食に代わり、洋食と和食から選択できる新たな「リフレッシュメント(軽いお食事)」を提供するなどの取組みを行う。持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた食品ロスの削減やプラスチックの削減もめざすとしている。
これまで路線別・上下別で異なる軽食を提供してきたが、今回のリニューアルから提供を開始する「リフレッシュメント」では、好みに応じて洋食と和食の2種類から選択できる。「グランクラス」で初めて「DEAN&DELUCA」がプロデュースした洋食を提供するほか、これまでの生食方式から冷凍方式に変更して廃棄数削減に取り組み、食品ロスの削減を一層推進するという。なお、在庫状況等により、メニューを選べない場合があり、すべての路線で共通のメニューが提供される。
飲料も「リフレッシュメント」に合うワインをグランクラスオリジナルボトルで提供するほか、リニューアルに合わせ、日本茶やりんごジュースも刷新。これにともない、一部飲料の提供が終了する。ニーズに合わせて飲み物と一緒に楽しめるおつまみも刷新。これまですべての乗客に提供していた茶菓子は、食品ロスを削減するため、リクエストがあった際に提供する方式に変更される。
このリニューアルにより、「グランクラス」の専任アテンダント乗務体制は2人から1人に変更。2021年3月26日から実施していた、一部列車における発売座席数の制限(1列車あたり12席まで)は終了となる。
「グランクラス」のリニューアルは10月1日をめどに順次変更(食品ロス削減の観点から各メニューで順次新しいものを提供)。東北・北海道新幹線と北陸新幹線の「グランクラス」アテンダントが乗車する全列車が対象となる。アテンダントによる車内サービスがない列車では、「リフレッシュメント」やドリンク類の提供は行われない。