テレビ朝日系列で放送される『世界バドミントン東京2022』(22日~)で応援キャスターを務めるオグシオペアこと小椋久美子と潮田玲子のスペシャル対談が、このたびテレビ朝日公式YouTubeチャンネル『背番号5』、テレビ朝日バドミントン公式ツイッターで配信された。TVer、テレ朝動画でも追って配信される。

  • 左から小椋久美子、潮田玲子=テレビ朝日提供

14年ぶりにタッグを組むことになった2人が、『世界バドミントン2022』開幕を前に対談を行い、現役時代から現在までを振り返って本音を語り合った。“オグシオブーム”に沸いた現役時代を「ブームが高まりすぎて取材が殺到し、練習時間が割かれてしまうことがイヤで、一度泣きながら訴えたことがあった」と回顧した小椋。「その後くらいから玲ちゃん(潮田)が前面に立って取材なども受けてくれて……」と感謝すると、潮田も「おぐっち(小椋)と私は試合前のウオーミングアップからタイプが違って、おぐっちは自分の世界にしっかり入るタイプ。見ていてしんどそうだなって感じていた」と振り返り、「私はオンオフ切り替えるのは楽な方だったから、私ができることならやろうと思ってたよ」と笑顔で当時の心境を明かす。「自分たち2人だけしか分かり合えない、みたいな気持ちはあったよね…」と、熱狂的なブームの裏に隠された苦悩があったことも告白した。さらに、北京オリンピック(2008年)を前に調子が上がらなかったことへの焦りや試合への恐怖感など、メンタル的に追い詰められていたことも明かす。

「あの当時の自分になんて声をかけてあげたい?」という潮田の質問に、北京オリンピック後、期待に応えることができなかったことを悔み続け、「振り返りたくない」とまで思っていたという小椋。潮田も当時の思いが蘇ったのか、気持ちがあふれ思わず涙が。潮田の涙に「やめてよー。私まで泣けてくるじゃん!」と思わずもらい泣きしながら、「メダルを獲らないといけないと思いすぎていたね」と、14年が経った今だからこそ掛け合える言葉で、かけがえのないパートナーを労った。初めて小椋から真相が語られたことで、潮田もまた当時の素直な気持ちを吐露。「あんなに背負わなくてもよかったんだよね。“国民の皆さんのために”くらいの気持ちだったもんね(笑)」と、14年後の今2人は初めて北京オリンピックを笑顔で振り返った。

ほかにも海外でのエピソードや怪我をしたときのこと、お互いについて思っていたことなども回顧。「いろんな思い出が蘇ってくるね」と笑顔で語りつつ、当時互いが抱いていた思いを確認し合えたことを喜んでいる様子を見せた。