ロバート・ウォルターズ・ジャパンは8月17日、「定年後の働き方の希望と現状」に関する調査結果を発表した。調査は4月26日~5月2日、同社に登録のある、国内企業および外資系の日本法人で働く、20~60代までの現役会社員728人を対象に行われた。

調査結果は以下の通り。まず「勤め先に、現役で活躍する60歳以上の方はいますか」と聞くと、全体では「はい(いる)」(73%)、「いいえ(いない)」(27%)だった。

また、「日系企業」(78%)、「外資系企業」(67%)と、日系企業で現役シニア世代がより多く活躍していることが分かった。

  • 勤め先に、現役で活躍する60歳以上の方はいますか

次に、「シニア社員(60歳以上)のいいところ」を尋ねると、どの世代の回答も「経験が豊富で学ぶことが多い」が1位だった。また年代別では、特に「20代・30代」(64%)の評価が高く、他の世代の回答は約5割という結果に。

  • シニア社員のいいところ

さらに、「シニア社員(60歳以上)の困るところ」を聞いたところ、40代以外の回答1位は「自分のやり方、経験にこだわる」、40代の回答は「ITに弱い」(25%)となっている。

  • シニア社員の困るところ

「企業はシニア人材の活躍の場を拡大するためにもリスキリングの場を設けたり、適材適所の実現に向けて一層の努力が必要と言えそうです」と同社はコメントする。