広島 蔦屋書店(広島県西区)は8月14日、一般発売に先駆け、バリューブックスが製作する「本だったノート」(880円)の先行販売を開始した。

  • 「本だったノート」(880円)

同商品は、オンラインでの古本買取販売をメインとしているバリューブックスが製造したノート。同社には毎日約2万冊の本が届くが、そのうちの半分を買い取ることができず、1日に約1万冊を古紙回収に回しているという。

回収された古紙は、最終的には製紙工場に運ばれ、新しい紙へと生まれ変わる。古紙回収に回すことが悪いことではないが、もっと別の形で価値を生むことができないかという考えから、捨てられるはずだった古本を再生し「本だったノート」を製作。その想いに共感した広島 蔦屋書店が独占先行販売することとなった。

同商品には、本だったことがわかる文字のカケラが随所に残されており、一つとして同じものがないという。ノートとしては邪魔かもしれないが、その文字のカケラから制作者の本への愛が伝わってくるのが特徴とのこと。

  • ノートの拡大画像(「に」という文字が残り、かつて本だったことを想像させる)