ライボは8月15日、「2022年 副業・兼業に関する実態調査」の結果を発表した。調査は7月6日~11日、20人~1000人以上規模の会社に勤務している20~50代の社会人663名を対象にインターネットで行われた。

  • 副業・兼業の経験について

    副業・兼業の経験について

現在、副業・兼業をしているかと尋ねたところ、21.6%が「している」と回答。特に、50代(26.7%)が多く、逆に、最も少ないのは20代で15.0%。副業・兼業者の”本業だけの年収”を調べたところ、「200万円未満」(35.3%)が最も多く、次いで「1,000万円以上」(25.9%)、「800〜1,000万円未満」(23.5%)と続いた。

  • 副業・兼業を始めたタイミングやきっかけ

    副業・兼業を始めたタイミングやきっかけ

副業・兼業を始めたタイミングについては、「コロナ禍後」が45.5%、「コロナ禍前」が54.5%という結果に。始めた時期を見ると、コロナ禍に入った2020年に急増しており、コロナ禍前の2019年までは37.1%だったのに対し、2022年は74.1%までに増えていることが明らかに。

“始めた理由”としては、「収入を上げるため」(83.2%)、「時間を有効活用するため」(35.7%)、「自身のスキルを向上させるため」(33.6%)が上位となり、”始めたきっかけ”については「本業だけでは生活が苦しくなった」(44.1%)が最多となった。

一方、副業・兼業をしていないと回答した人にその理由を聞くと、「会社から禁止されているから」(39.8%)、「本業が忙しくて時間がない」(28.8%)、「同時進行する自信がない」(26.2%)が多かった。

  • 副業・兼業の収入について

    副業・兼業の収入について

次に、副業・兼業をしていると回答した人に本業以外で仕事をしている社数を聞くと、「1社」(63.6%)がダントツ1位に。また、副業・兼業に割く労働時間は、全体平均で7.4時間。副業・兼業のみで得ている年収は、最高値が「1,655万円」、最低値は「1万円」で、中央値は「100万円」、平均は「192.6万円」という結果に。本業と合算した年収の平均は「751.4万円」、中央値は「650万円」だった。

また、今後副業・兼業をしたいか否かについて聞くと、89.8%が「(どちらかといえば)したいと思う」と回答。理由を聞くと、「収入を上げるため」(84.7%)、「自身のスキルを向上させるため」(37.8%)、「時間を有効活用するため」(29.7%)が上位に。

一方、今後副業・兼業を「したくない」人は約1割。理由としては「プライベートに時間を割きたいから」(35.3%)、「本業に集中したい」(32.4%)、「同時進行する自信がない」(26.5%)が上位にあがった。