ふるさと納税ガイドは、8月10日に都道府県別のふるさと納税の利用者数・利用率・平均寄付金額について算出した結果を発表した。本結果は、総務省が発表している「総務省 令和4年度課税における住民税控除額の実績等」の一部を引用し、そこから平均寄附金額を独自に算出。また、ふるさと納税の利用率は「利用者数÷利用可能者数」で独自に算出、利用可能者数は「総務省 令和3年度 市町村税課税状況等の調」に記載されている、「所得割の納税義務者数」を利用しているとのこと。

  • 都道府県別のふるさと納税利用者数

ふるさと納税の利用者数は日本全体では740万人(12.45%)。都道府県別で見ると、1位は「東京都」、次いで「神奈川県」、「大阪府」、「愛知県」、「埼玉県」がTOP5にランクイン。以降、6位は「千葉県」、7位「兵庫県」、8位「福岡県」、9位「北海道」、10位「静岡県」という順位に。都道府県別に見ると、福岡県と北海道が逆転している点以外は、人口の多い順と変わらない結果だったという。

  • 都道府県別のふるさと納税利用率

続いて利用率を見てみると、利用者数ではベスト10圏外だった京都府、奈良県、滋賀県が10位以内にランクイン。大阪府と兵庫県を加えると、ベスト10の半分を関西地方が占めることに。

一方、利用率の低い順に都道府県を見ると、47位「青森県」、46位「秋田県」、45位「岩手県」、44位「福島県」、43位「島根県」と、宮城県を除く5県が入る東北地方は利用率が低いことが分かる。また、利用率1位の東京都(19.84%)と利用率最下位の青森県(4.85%)を比較するとその差は4倍以上となることも判明した。

  • ふるさと納税「都道府県別の平均寄附金額」

ふるさと納税利用者の平均寄付金額は日本全体で103,615円。都道府県別に見ると、1位は「東京都」で138,711円、次いで、「宮崎県」(112,598円)、「神奈川県」(106,530円)、「和歌山県」(104,898円)、「京都府」(100,726円)と続いた。1位は東京都だが、2位以下を見ると「利用率」や「利用人数」とはあまり相関関係が結び付かない結果だったとのこと。