夏に接客をした経験はありますか? 「夏の接客」と聞くと、筆者はドライブスルーの車をひたすら誘導した、高校時代の汗まみれの夏が蘇ります。

そこで今回、マイナビニュース会員509名を対象に、「夏に接客で大変だと思うこと・苦労すること」についてアンケート調査! 読者の方が経験した、夏の接客エピソードをご紹介いたします!

Q:夏の接客で大変だと思うことや苦労することがあれば教えてください

水分補給と休憩ができない

「昼時は忙しくて休憩できない。いつ忙しくなるか読めない。休憩できないときもある」(男性 / 37歳 / 千葉県 / 海の家)
「汗をかく仕事ながら水分補給と休憩が思うように自分のタイミングでとれない」(男性 / 44歳 / 埼玉県 / 飲食店ホール)
「お客様がたくさん来られて対応に追われて水分補給できず熱中症になった」(男性 / 57歳 / 長野県 / ラーメン屋ホール)
「とにかく暑いので外でのビール売りは自分自身が熱中症にかかってしまう危険性が高いので身体を冷やしつつ大声で客を呼び込むのが大変でした」(男性 / 62歳 / 大阪府 / ビール売り)

レジャーシーズンの夏は、飲食店を中心にお客さんの足が途絶えないもの。休憩に入ろうにも人手が足りず、気づけば休憩をとれずに働き続けていたなんてことも……!

接客業だとお客さんの前で堂々と水分補給は難しいかもしれませんが、常に足元にペットボトルの水を置いて、熱中症にだけはならないよう気をつけたいものです。

汗が不安

「厨房、コンロやフライヤーは特に暑い! その状態でレジ打ちにも行かなきゃいけないので汗臭くないか常に心配」(女性 / 23歳 / 北海道 / お弁当屋レジ)
「私は超汗かきなので、お客様に不快感を与えているのではないかと心配でした」(男性 / 58歳 / 東京 / 結婚式場ウェイター)
「最寄り駅から徒歩通勤で汗だくで出社直後に窓口で受付業務をしないと行けないこと。汗が引かず、臭いや見た目が心配になる」(男性 / 32歳 / 神奈川県 / 会社受付)
「汗臭いと院内が不潔感でいっぱいになるので、消毒剤を使用してニオイ消しをするのが大変」(女性 / 31歳 / 大阪府 / 病院受付)
「汗だくになるため、汗が商品にたれないように気をつけるのが大変」(男性 / 30歳 / 埼玉県 / 雑貨屋販売)

何気に多かったのがこちらの回答! お客さんの汗より、自分の汗が気になるという方が圧倒的に多かったのが意外でした。

湿気が多い日本の夏は、出勤するだけで汗をかきがち。常に制汗スプレーや汗拭きシートを携帯して、清潔な肌を保てるように工夫しましょう!

暑さでイライラ

「少しでも待たせようものなら、暑さにかまけてイライラをぶつけてくる」(女性 / 36歳 / 大阪府 / 銀行窓口)
「暑さのせいか感情的になるお客様が若干多い気がする」(男性 / 59歳 / 山口県 / マンション内覧会スタッフ)
「暑さでイライラするのか、他の時期に比べてクレームが多い気がする」(女性 / 50歳 / 長崎県 / スーパー共済カウンター)
「お客さんも暑さでイライラしているため、他の季節以上に気を遣う」(男性 / 48歳 / 奈良県 / デパート販売員)

夏は暑さからか、「イライラしているお客さんが多い」と回答する読者が多い傾向に。暑いなか、長時間待たされたり、思い通りにいかないと、ついついイライラしてしまうのは、分からなくもない気がします。

夏のお客さんは少し短気ということを念頭において接客すれば、まさかのトラブルは防げるかもしれません……!

「ならでは」なお困りエピソード

「冷たいものをきちんと冷たいうちに提供する」(男性 / 54歳 / 神奈川県 / ファストフード店)
「商品を腐らせないようにかなり低く冷房をいれているので、風邪をひきやすくなること」(男性 / 41歳 / 広島県 / スーパー販売員)
「甲子園で7回になると一斉にトイレに行って扉があかない」(男性 / 49歳 / 兵庫県 / 甲子園スタッフ)
「みんながキャーキャー遊んでる中で働かないといけない」(女性 / 51歳 / 愛知県 / 海の家)
「ジョッキが足りなくなってビールが注文できない」(男性 / 53歳 / 千葉県 / ビアホール)

食品を扱う店舗は冷房問題に、レジャースポットは誘惑との戦いと、三者三様に夏ならではのお悩みを抱えている模様。

特に夏はビールがよく出るので、ジョッキが足りない問題は深刻になりそうですね。「今ジョッキを切らしていて……」と言われても、「全然待ちますよ」と言える広い心は持ちたいものです!

まとめ

夏の接客業における大変だと思うこと・苦労することをご紹介しました。

接客業は思いのほか、大変な思いをすることがたくさん……! サービスを受ける側も、夏は特に接客側を労り、感謝の気持ちを持ちながらサービスを享受できるといいですよね。

みなさんは共感できるエピソードはありましたか?