夏の車中泊で最大の問題は、この暑さ。これをクリアできないとクルマで泊まろうなどとは思えないし、場合によっては体調に異変をきたすおそれもある。そこで注目したいのが「ポータブルクーラー」だ。最新アイテムを「東京キャンピングカーショー」で見てきた。

  • ポータブルクーラー

    夏の車中泊の必需品? 最新のポータブルクーラー

夏のキャンプの大問題とは

「東京キャンピングカーショー2022」(2022年7月23日~24日、東京ビッグサイトで開催)には150台以上のキャンピングカーが集結。ほかにもパーツの販売や、車中泊に関する出展などが行われた。

そんな中で注目を集めていたのが、ポータブルバッテリーで有名なエコフローのブースだ。発売になったばかりのポータブルクーラー「EcoFlow Wave」が展示されていたのだ。

  • エコフローのブース
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  • エコフローのブース

夏休みにはキャンプに出かける人も多いだろう。昨今のキャンプブームで首都圏のキャンプ場は予約が取りづらい状態だと聞く。

昼間はバーベキューなどをして楽しく過ごせるが、夜になるとテントの中や車中泊のクルマの中が暑くて快眠できず、ぐったりして帰ってくる。キャンプあるあるだ。暑い夏のキャンプには、逃げ道がない。

冬の寒さならば服を着こんだり、防寒対策された寝袋に入ったりすればしのげるが、暑さは衣服などで調整できない。そこで夏場は、高原など涼しいところでキャンプする人が多くなる。

車中泊も同じように、夏場は暑さとの戦いになる。車中泊の際はアイドリングストップが基本だから、クルマのエンジンをかけてエアコンをつけておくことができず、暑さの中で過ごすことになる。

そんな暑さも、この「EcoFlow Wave」があれば解決する。屋外・室内兼用のポータブルクーラーで、8分間の使用で30℃から24℃まで冷却可能(5~8㎡の空間で使用の場合)な冷房能力がある。

  • ポータブルクーラー

    ポータブルなのでテントを冷やすことも可能

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    背面の吹出口、吸気口には同梱物のエアダクトを装着できる

別売りの脱着式バッテリーを使用すれば最大8時間の稼働が可能なので、テントやクルマで使用すれば、暑い夏のキャンプでも快適に就寝できるはずだ。

またエコーフローらしく、AC電源からの充電のほかにソーラー、シガーソケット、ポータブル電源と4タイプの充電方法が選べるのも心強い。夏のキャンプの必需品ともなりそうなポータブルクーラーである。

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    「EcoFlow 220W両面受光型ソーラーパネル」(写真下段)。価格は5.88万円。ソーラーパネルを接続して、専用バッテリーパックに充電可能だ

■Information
「EcoFlow Wave」
【本体価格】16.94万円(専用バッテリーパックは別売りで11万円)
【サイズ】518×310×416㎜
【重量】17.5㎏