俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』(毎週木曜20:00~)第4話がきょう4日に放送される。

  • 左から上川隆也、栗山千明、前田亜季=テレビ朝日提供

上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。第4話では、子ども向け体操教室に所属するインストラクター・川井公一(堀井新太)が遺体となって見つかる。糸村は彼が持っていた合格祈願の鉛筆に興味を抱く。川井が試験を受ける予定はなく、なぜそんな鉛筆を持っていたのか謎だったが、何より気になったのは指をかけるところに不可思議な傷がついていたこと。まもなく、被害者は呉服店の女将でシングルマザーの富池琴音(前田亜季)と交際していた事実が発覚する。2人は琴音の娘・万理華(小山紗愛)が川井になついたのをきっかけに付き合い始めたようだが、琴音はすでに川井とは別れており、最近は会っていないと証言。ところが琴音の家族の過去と川井に衝撃の接点があったことが判明し、琴音への疑惑が一気に深まっていく。

川井には裏の顔があったのか、それを知った琴音が殺したのか。糸村は、傷のついた合格祈願鉛筆、そして川井と万理華が交わしていた“交換ノート”から真相をひも解く。

糸村のバディである神崎莉緒役の栗山千明は10代の頃、故・深作欣二監督の映画『バトル・ロワイアル』(00年)で前田と共演。20年の月日を超え「刑事×疑惑の事件関係者」として対峙する。

不慮の死を遂げたインストラクター・川井を演じるのは、俳優集団D-BOYS、D☆DATEメンバーでもある堀井。NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』(15年)や、『花燃ゆ』(15年)、『西郷どん』(18年)などの大河ドラマで知られ、最近では『30までにとうるさくて』(ABEMA)、『WOWOWオリジナルドラマ ダブル』など幅広い作品で存在感を示してきた堀井が、子どもたちに人気のインストラクターをさわやかに演じる。

また、今回は体操教室を舞台に展開するミステリーということで、跳び箱を使ったパルクールのような確保シーンが登場。雨宮宏役の永井大が抜群の運動神経を活かして華麗なアクションを見せる。バディを組む沖田悟役の戸塚純貴も負けじと跳躍。2人が披露する息の合った逮捕シーンに注目だ。