6年以上の英語教育を受けてきて、ほとんど英語が話せない、聞き取れないという方、多いのではないでしょうか。受験英語の弊害でしょうか。それとも島国という環境のせいでしょうか。でも、「こあらの学校」のこあたん校長の投稿を見ると、小学生たちの未来にちょっと希望が出てきます。

初めて英語を聞いた小学生の耳がすごい。この感覚を大切にしてほしいな。

  • (Twitter こあたん🇦🇺こあらの学校@KoalaEnglish180より引用)

「Water」は「ウオーター」ではなく「わーらー」。これは日本人小学生が英語を聞き取って書き写したもの。綴りに惑わされることなく、純粋にヒアリングしたら確かに「Girl」は「ガール」ではなく「ぐおー」が正しい!この結果には、フォロワーたちも目から、ではなく耳からウロコだったようで…。

「ほんとだ凄い」「スペル通りに読むと上手くいかないって本当あるあるだなあって」「いや、これはすばらしい。通じますよ」「全部声を出して読み上げてしまいました!凄い」「日本人の発音もこれで改善されるかも」などなど。投稿者であり、「こあらの学校」の主催者である こあたん校長にお話を伺いました。

■校長先生に聞く

……この小学生はどんな子でどんなシチュエーションでの聞き取りだったのでしょうか。

アメリカ人の友人が読んだ英語を日本人の小学生に書き取ってもらったものです。

……なぜ、小学生にこの聞き取り、書き写しを行おうと思いましたか。

アメリカ人の友人が「Water」と言ったときに「ワラってなに?」と質問されて、面白いと思ったので試してみました。

……なんで小学生はこのように聞き取れるのだと思いますか。

文字ではなく音から入っていること、「アップル」「ウォーター」のような変な先入観がないこと、大きいと思います。

……日本の英語教育に思うことは?

難しい問題であることは理解していますが、子どもたちが英語を「受験科目」ではなく「コミュニケーションツール」として捉えられるようになることを切に願っています。

▼初めて英語を聞いた小学生の耳がすごい。この感覚を大切にしてほしいな。