『仮面ライダーリバイス』の映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』公開記念舞台挨拶が23日、都内・新宿バルト９で行われた。最強ファミリーの呼び声高い「五十嵐一家」と坂本浩一監督、そして映画ゲストのケイン・コスギが登壇。怒涛のハードアクション映画となった本作の撮影裏話をはじめとする、熱いトークで客席を沸かせた。

  • 上段左から、坂本浩一監督、日向亘、井本彩花、下段左から、映美くらら、ケイン・コスギ、前田拳太郎、戸次重幸

仮面ライダーリバイ/五十嵐一輝を演じる前田拳太郎は「この映画の見どころは、なんといってもアクションです！　その迫力をぜひ大きなスクリーンで楽しんでほしい」と、坂本浩一監督が得意とする、ハードアクショ演出の魅力を熱烈に打ち出した。

仮面ライダーライブ/五十嵐大二、そして仮面ライダーエビル/カゲロウを演じる日向亘は「僕もたくさんアクションをさせてもらいました！　僕たちの集大成となる映画、頑張りました！」と、正反対のキャラ同士である大二とカゲロウを演じ分けるなど、複雑で難しい役どころを見事にやりきった自信をうかがわせるコメントを残した。

仮面ライダージャンヌ/五十嵐さくらを演じる井本彩花は「この映画では、さくらの無敵ぶりが際立つような激しいアクションがありました。バスの中での変身とか、ものすごい演出の数々にご注目ください」と、映画ならではの「アクションの見せ方」に工夫が見られると語った。

五十嵐三兄妹を見守る母・幸実を演じる映美くららは「映画ではいろいろな事件が起きて、五十嵐一家の絆がさらに深まります。そんなところにもご注目ください」と、ヒューマニズムを重んじるストーリーの良さを強調した。

三兄妹の父であり、仮面ライダーデストリームに変身する五十嵐元太役・戸次重幸は「仮面ライダー俳優の戸次重幸です！」と、自分が仮面ライダーに変身する役だと改めて強調しつつ「ママさんと同じく、僕もこの映画の見どころとして“家族の絆”を挙げたいです」と、映画に出てくるさまざまな「家族」についてのドラマ部分をアピールした。

映画で五十嵐一家の前に立ちふさがる強敵・仮面ライダーダイモン/アヅマを演じるケイン・コスギは「子どものころから憧れていた仮面ライダーに変身することができて嬉しかった。仮面ライダーダイモンはすごくカッコいいです」と語り、『ウルトラマンパワード』ウルトラマンパワード/ケンイチ・カイ役、『忍者戦隊カクレンジャー』ニンジャブラック/ジライヤ役に続いて念願の仮面ライダーへ変身し「変身ヒーロー３冠」を達成できた喜びをあらわにした。

本作のメガホンを取った坂本浩一監督は「今回の映画ではキャスト陣が本当によく頑張ってくれました。ぜひ、みんなの頑張りの成果をたくさんの人に観てほしい」と、ケインや前田をはじめとするキャスト陣が体当たりでアクションをこなしてくれたおかげで、迫力あるヒーロー映画ができあがったと笑顔を向けながら語った。

映画の重要人物である仮面ライダーキマイラ/豆原一成（JO1）は今回ステージに立つことが叶わず、映像メッセージが寄せられた。スクリーン上で豆原は「僕は子どものころから仮面ライダーが大好きで、今回の映画に出演できて本当にありがたかったです。映画は『家族』をテーマにした深いストーリーで、大人から子どもまで楽しめる内容ですので、ぜひたくさんの方たちに観に来てほしいと思います」とコメントした。豆原と共演した印象をMC（寺迫麿）から聞かれた前田は「豆原くんは僕に、仮面ライダーがものすごく好きだって言ってくれました。あんなに近い距離でライダーへの愛を伝えられて、照れちゃいました（笑）」とはにかみながら、豆原の仮面ライダー愛、リバイス愛の強さを感じたときのことを振り返った。

映画では、一輝とアヅマの激しいアクションシーンが見どころ。抜群の身体能力を備え、数々のアクション映画で活躍したケインと１対１の勝負を挑むことになった前田は「テストのとき、ケインさんが力を50パーセントに抑えてやってくださるんですが、それが僕にとっては120パーセントに感じるほどハードでした」と、ケインの動きについていくための苦労をしみじみ語った。そんなケインは前田のアクションを「今まで本格的にやっていなかったとは信じられないほど、動きがよかったよ」と高く評価し、前田を感激させた。

映美は映画の中で戦闘服に身を包んで敵と戦う３兄妹を見て「たくましくなったなと思いました。みんな表情がヒーロー然としていてすごい。私とパパさんを助けるため、戦闘服に着替えて飛び出していくシーンは、観ていて涙がでそうになりましたね」と、役柄を越えた「親心」を前田、日向、井本に向けていることを明かした。また戸次は、仮面ライダーデストリームへの初変身が映画であったことから、変身ポーズを取るときとても緊張していたと話し「前日、風呂で練習していました」と密かに猛練習を行ったことを打ち明けた。

最後にマイクを手にした前田は「昨年、リバイスの夏映画に出てからちょうど１年が経ちました。この１年間で学んできたことをすべてぶつけるつもりで、今回の映画に取り組みましたので、多くの方々に観ていただきたいです。そして、テレビのリバイスもいよいよ最終回が近づいてきました。最後まで頑張りますので、ぜひ応援してください！」と挨拶し、イベントをしめくくった。

劇場版「リバイス・ドンブラザーズ」製作委員会
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