フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、ゴミであふれる小さな部屋で暮らす若者を追った『片付けられない部屋 ~ゴミの中に埋もれた思い出~』を24日に放送する。
今回の主人公は、都内のアパートで暮らすみずきさん。家賃3万円台のワンルームは、足の踏み場もないほどのゴミであふれている。食べ終わった食料品の袋やペットボトル、大量の衣類…みずきさんがゴミを捨てられなくなったきっかけは、自身の過去にあった。
10代で両親が離婚。長男のみずきさんは、親の夢でもあった「研究者」を目指すため、幼い頃からの猛勉強の末に、東京大学に現役で合格。はた目には順風満帆に見えた人生だったが、みずきさんは、成長と共に変化する見た目に違和感を覚えていた。だんだん“かわいくなくなっていく”自分の姿…「自分を変えたい」と、大学入学を機に手に取ったのは女性服だった。
しかし、突然、変貌した姿を見た周囲の人たちは、次第にみずきさんから離れていく。「人は離れていくけど、物はずっとそばにいてくれる」と言うみずきさんは以来、誰かからもらったものを手放せなくなった。それが、他人の目にはゴミとしか映らなくても…。
そんなみずきさんの唯一の理解者が、親友のミクさん。久しぶりに、ゴミでいっぱいのみずきさんの部屋で遊んだ2人が偶然見つけたのは、みずきさんが苦しかった時期に、同級生がくれた心遣いの差し入れ。ミクさんから背中を押され、みずきさんは、数年ぶりに連絡を試みる。
ゴミの中に埋もれる“思い出”と本当の自分。それをもう一度確かめたいと、みずきさんは部屋のゴミを片付けることを決意する。そこから出てきたものとは……。ナレーションは、女優・タレントの岡田結実が担当する。
(C)フジテレビ