リクルートは7月20日、「兼業・副業に関する動向調査2021」の結果を発表した。調査は1月14日〜17日、企業に勤める正社員(企業人事担当者1,648人、個人2,072人)を対象に行われたもの。

  • 兼業・副業の実施状況

まず、兼業・副業の実施状況については、「今後の実施意向あり/過去に兼業・副業経験なし」と「今後の実施意向なし/過去に兼業・副業経験なし」がそれぞれ40.9%となっている。「兼業・副業実施中」は9.4%で、兼業・副業を経験している人は合わせて2割に満たなかった。

実施している兼業・副業の数については「1件」が75%で最も多かったほか、契約期間は「数時間や1日で完了する」が31.9%で最多に。

  • 実施している兼業・副業の内容

実施して感じた事について尋ねると、「本業から収入に追加して副収入が得られた」が33.7%で最も多く、次いで「時間を意識しながらより効率よく仕事を進められるようになった」(31.9%)、「新しい知識やスキルを獲得できた」(30.6%)が続いている。

  • 兼業・副業を実施して感じたこと

同社は、そのほかにも個人調査結果として「勤務先での兼業・副業制度有無の状況」や「兼業・副業実施のきっかけ」「兼業・副業の仕事で重視する点」、企業人事担当者調査結果として「兼業・副業を認める人事制度の状況」や「兼業・副業人材の受け入れ状況」など、約60ページにわたる調査データを公開している。