俳優の中尾明慶が12日、YouTubeチャンネル『鬼越トマホーク喧嘩チャンネル』に出演。動画「【暴露】中尾明慶が俳優界の闇を語る...【鬼越トマホーク】」内で、俳優引退を思いとどまるきっかけになったという“堤真一の言葉”を明かした。

中尾明慶

同チャンネルでは今回、中尾が共演してきた俳優に関する良エピソードを語る企画を実施。その第2位として、堤真一とのエピソードを挙げる。

「救われたというか。堤さんは正直覚えてないと思うんですけど……」と前置きしつつ、中尾は自身の17・18歳頃を述懐。中尾は当時、俳優を「辞めたいなと思ってた」と言い、「やっぱ周りの友達、めちゃくちゃ遊んでるじゃないですか? (自分は)大人の社会に行って、そこでストレスを抱えてしまって」「『辞めたい』って自分の親にも言った」と打ち明ける。

話し合いの結果、中尾はすでに出演が決まっていた『セーラー服と機関銃』(TBS系)にひとまず全力で取り組むことに。そして、そこで出会ったのが堤だった。

同作にて、暴力団の若頭と組員役で共演したふたり。途中、組員役の中尾が命を落とすシーンがあったのだが、打ち上げの席で堤が「ちょっといいか?」と隣に座ってきて、「俺、本当、お前にあのシーンは助けられたわ」と言ってくれたという。

中尾は「いい顔してたよ、みたいなことだと思うんですけど」としつつも、一方で心が折れかけているのを見抜かれているような気もしたそうで、「もっともっと頑張んなきゃいけないなと思った」と回顧。「それでもう、辞めたいって思いはすっ飛びましたね」と、堤の言葉がきっかけで、俳優業に再び打ち込むようになったと明かした。

このエピソードに鬼越トマホークも感動。坂井良多は「『辞めんなよ』じゃなくて、『助けられたよ』ってのが素敵ですね」と感じ入っていた。