夏の時季になると、「とりあえず、そうめんでも食べるか」と考えがち。特にランチなどでは、冷たくて手軽、かつ素早く食べられるそうめんで十分だし、むしろこうも暑いと、他の料理にはあまり食指が動かないのも事実である。

最近はツイッターやYouTubeなどで、そうめんに関するオリジナルレシピも多数投稿されており、そのどれもが美味しそうなのだが、ここにきて、あるレシピが群を抜いて多くの注目を集めている。あの“しょこたん”ことタレントの中川翔子さんがツイッター上にアップした「なすと豚肉のそうめん」である。

ツイートに添付された写真を見ると……

おおっ、めちゃくちゃ美味そう……!ということで、さっそく実際に作ってみた!

しょこたん発案「なすと豚肉のそうめん」を作ってみた

しょこたんによると、使う材料はこんな感じ。

【材料】
そうめん
なす
長ねぎ
豚バラ
生姜ひとかけ
創味のつゆ
味の素

ごま油
ラー油
いりごま

では、順を追って作っていこう。まずはなすのヘタを切り落とし、タテ半分に切り、端から一定の幅に切っていく。いわゆる半月切りである。しょこたんの写真を見ると、大体、幅1cmかそれ以下くらいでよさそうだ。

カットしたなすは水に浸けてアクを抜く。ほうほう……なすってアクが出る食べ物だったのか。素人感が満載で恐縮だが、勉強になるなぁ。

続いては長ねぎをカット。しょこたんは縦切りにしているようなので、それに倣おう。ちなみにググってみたところ、長ネギはこうして繊維を活かすようにして切れば、辛みよりも甘みが目立つようになるらしい。

生姜ひとかけもここでカット。多分、おろし生姜ではなく刻み生姜でいいのだろう。

さらに豚バラを切る。4〜5等分にカットすればよさそうだ。

これで下ごしらえは終わり。続いてはつけダレ作りだ。

創味のつゆと水を1:3で割って、火にかける。

そして水にさらしたなす、豚バラ、長ねぎ、生姜ひとかけ、味の素少々と煮る。

つけダレを作っている間に、そうめんの方も茹でてしまおう。

茹でたそうめんは氷水で締め、キンキンに冷えたらよく水を切る。

つけダレのほうも、投入した材料に火が通ったら器に移し、ごま油、ラー油を適量かけ、いりごまを散らす。

これで完成!!

うおおぉぉぉ……

めちゃくちゃ美味そうじゃないか……。ゴクッ。

というか、どう考えても美味い。絶対に美味い。もはや食べるまでもない。食べるけど。それでは、さっそく食べてみよう。いただきます!

うっっまーーーー!!!! 食べごたえがすんごい!

そうめんと言えば爽やかでつるつる食べるイメージだけど、これはつけダレになすや豚バラの旨み、長ねぎの甘みがしっかり染み出していて、とても濃厚で満足度が高い。いりごまとごま油の“Wごま”効果もすごく、芳醇でこってりとした風味がつけダレに満ち溢れている。食べれば食べるほど、腹の底から食欲が溢れ出してくるかのようだ。

ただ、爽やかさがないかと言えばそんなことはない。そうめん自体はキリリッと冷えているし、こってりしたつけダレの中でも刻んだ生姜がいい仕事をしているので、口に残る余韻は意外にもスッキリしている。ピリッと主張するラー油もいいアクセントになっている。

具材にもつけダレの味わいが染み込んでいて、めちゃくちゃ美味い。これは具だくさんで作って正解だ。癖になる美味しさで、とにかく箸が止まらない。つけダレも具材もめちゃくちゃ美味いので、そうめんがガンガン減っていく。追加で50グラム……いや、100グラムくらい茹でてしまおうか。ライスに合わせて食べてもよさそうだ。

ちなみに、「何かいい味変アイテムやトッピングはないかな」なんて考えながら食べてみたけど、まったく思いつかなかった。というのも、ラー油が入っているので一味唐辛子や七味唐辛子は必要ないし、生姜が効いているのでおろしにんにくなども特段入れなくていい。強いて言えば、パクチーなんかを乗せたら風味が東南アジア風になっていいかもしれない。

しかし、それ以外は本当に特に味変など必要がないと思えるほど、完成されているように思う。

作り方は簡単。使う材料も決して多くない。それでもこんなに美味しいだなんて、正直ちょっと頭が混乱するレベルである。しょこたん、すごい!! 性格もよくて、綺麗で、料理も上手なんて、無敵すぎる……。

この「なすと豚肉のそうめん」は食欲がとにかく増進するガチうまそうめんなので、この夏、ぜひ試してみてほしい。多分、蕎麦やうどんで食べても美味しいはず。必勝のつけダレとして作り方を覚えておくと、季節を問わずに何かと重宝しそうだ。