アスマークは6月30日、「東南アジア男性のスキンケア実態調査(生活実態編)」の結果を発表した。同調査は5月11日~20日、日本と東南アジア諸国(インドネシア・タイ・フィリピン・ベトナム・シンガポール・マレーシア)に在住する20~40代男性2,100人を対象にインターネットで実施した。
肌に関する悩みを尋ねたところ、フィリピン、ベトナム、シンガポールは「テカリ」、インドネシア、タイは「くすみ」、マレーシアは「ニキビ・肌荒れ」が最も多かった。一方、日本は「肌悩みはない」が4割弱と突出している。年代別でみると、年代が若いほど「ニキビ・肌荒れ」の悩みが多く、年代が高くなるほど「しわ」が増える傾向にあった。
1日あたりの洗顔の頻度について聞くと、日本は「1日1回」が最も多く、「毎日洗顔しない」も1割半ばと他の国より高かった。一方、日本以外の国は「1日2回以上」が多数を占める。インドネシアの30代以上は、半数以上が「1日3回以上」と回答した。
ひげそりをしている人に、ひげを剃るときに使用するアイテムを尋ねると、国によって使用アイテムが変わることがわかった。インドネシア、フィリピンは「石鹸・洗顔料」、タイは「石鹸・洗顔料」「シェービングフォーム」、ベトナムは「シェービングフォーム」と「シェービングクリーム」、シンガポールは「石鹼・洗顔料」と「シェービングフォーム」、マレーシアは「シェービングクリーム」が高かった。日本は「何もしない」が最も多くなっている。
ひげそりをしている人に、ひげを剃ったあとに使用するアイテムを聞くと、日本以外のすべての国では「クリーム」が多かった。タイは「化粧水」も半数以上が利用している。一方、日本は、20代が「化粧水」を使用する人がやや高いが、半数が「何も使用しない」と回答した。日本と同程度、ひげそりの頻度が多いベトナムでは、「乳液」「美容液」という回答も多かった。
日焼け止めの使用頻度について尋ねたところ、日本は「塗らない」が7割半ばと圧倒的に他の国より多かった。他の国は半数以上が日焼け止めのケアをしている。特にタイは「1日1回以上」使用しており、特に20・30代で多い。
スキンケアをしている理由について聞くと、日本は「乾燥や肌荒れすることが嫌なため」が最も多かった。タイでは「若々しさ・かっこよさを維持したいため」、フィリピンでは「自分に自信が出るため」、他の国では「清潔感」が多い。日本では乾燥防止を重視しているのに対し、他国では見た目をよくすることを重視していることがわかった。