「バイオレンスアクション」完成披露試写会にて、左から城田優、鈴鹿央士、太田夢莉、橋本環奈、馬場ふみか、杉野遥亮、高橋克典。

沢田新・浅井蓮次原作による実写映画「バイオレンスアクション」の完成披露試写会が、本日7月6日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。

完成披露試写会には、菊野ケイ役の橋本環奈、テラノ役の杉野遥亮、渡辺役の鈴鹿央士、店長役の馬場ふみか、だりあ役の太田夢莉、みちたかくん役の城田優、木下役の高橋克典が夏らしい浴衣姿で登場。橋本は「毎日毎日戦って大変でした! 特にワイヤーアクションが難しかったです」と撮影を振り返った。斬新なアクションシーンを撮影するにあたり、「バイオレンスアクション」では“ボリュメトリックキャプチャ技術”を日本の商業映画で初めて採用。数十台のカメラで360度撮影したキャストを3Dデータに変換することで、縦横無尽なカメラワークを実現している。橋本は「映画を観たら、うわ、新しい!と思いました」とアクションの斬新さに胸を張った。

杉野は撮影現場の空気感について「いい緊張感がありました」と述懐。城田も同意しつつ「(佐藤)二朗さんがいたので、ちょいちょいふざけて和ませてくれました」と語った。また鈴鹿はラーメン店のシーンでの失敗談を披露。「マズいラーメンを食べるシーンがあって、(スタッフは)『食べられるようにしたので』と言ってくださったんですが、本番ですすったら本当にマズくて。ちょっと出ちゃいました」という鈴鹿の告白を受け、それを目撃していた橋本は「食べたものがそのまま出てきて逆再生みたいでした(笑)。(劇中で)実際に使われてます!」と撮影現場での楽しいエピソードを伝えた。

ケイの「希望を持つのはいいことだ」というセリフと、明日が七夕であることにちなみ、登壇者たちの“希望”を笹の葉に飾るコーナーも。城田は「しゃっくりが止まりますように」、高橋は「世界平和」、太田は「商売繁盛」、馬場は「健康」とそれぞれの願いごとをお披露目。鈴鹿は「『素敵な出会いが訪れますように』。自分だけじゃなくて皆さんも、映画やドラマや音楽、すべてに関して素敵な出会いがあればいいなと。この映画がその1つになればいいなと思います」と希望を語った。

杉野は「世界のいろいろなところへお仕事で行きたいという願いがある」という理由から、「世界一周」を希望。行きたい場所を尋ねられると「ドバイ!」と即答した。最後に橋本は作品を代表して「大ヒット祈願!」と願いごとを掲げ、「撮影したのが1年半くらい前で、やっとお届けできてうれしいです。豪華な音楽とアクションは爽快感があって、夏にぴったり」と作品をアピールした。

8月19日に全国公開される「バイオレンスアクション」は、専門学校に通いつつ、凄腕の殺し屋としてバイトに勤しむ“ゆるふわ”な雰囲気の少女・菊野ケイのハードボイルドアクション。原作マンガはやわらかスピリッツで連載されている。

(c)浅井蓮次・沢田 新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会