True Data(トゥルーデータ)は6月28日、「ドラッグストア、食品スーパーマーケット 2022年5月の対前年伸び率TOP20カテゴリ」を発表した。同調査は5月1日~31日、全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計し、ランキング化した。

  • ドラッグストア カテゴリ別 対前年金額伸び率ランキングTOP20(2022年5月)

カテゴリ別伸び率ランキングは、生鮮・惣菜カテゴリおよび、カテゴリ名の冒頭に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計している。

ドラッグストアの対前年伸び率1位は「カビ防止剤・カビ取り剤」、2位は「乳酸菌飲料」、3位は「UVケア・サンタン」、4位は「生菓子」、5位は「アイライナー」だった。

食品スーパーマーケットの対前年伸び率1位は「軽失禁用品・用具」、2位は「化粧石鹸」、3位は「サラダ油・天ぷら油」、4位は「乳酸菌飲料」、5位は「ベビーフード」だった。

  • 食品スーパー カテゴリ別 対前年金額伸び率ランキングTOP20(2022年5月)

特に大きく伸長したのは、「乳酸菌飲料」の売り上げだった。食品スーパーマーケットでは前年同月比14.4%で4位、ドラッグストアで同29.0%伸びて2位にランクインしている。

食品スーパーマーケットでは、2021年10月に発売され、メディアでも話題になっている「ヤクルトY1000」が乳酸菌飲料カテゴリの売り上げをけん引している。同社のID-POS分析ツールで分析すると、「ヤクルトY1000」は5月の乳酸菌飲料売上個数ランキング2位に入っている。

食品スーパーマーケットで前年同月と比べ最も売上金額を伸ばしたのは、「軽失禁用品・用具」だった。前年同月と比べ23.4%増加している。同社のID-POS分析ツールで「軽失禁用品・用具」の売上金額を分解すると、購入者が18.0%増加しており、市場の拡大傾向がうかがえる。

また、外出の機会が増えたためか、ドラッグストアでは「UVケア・サンタン」は前年同月比23.8%増、「アイライナー」は同10.9%増、「アイブロウ」は同7.2%増と、複数の化粧品カテゴリが売り上げを伸ばしていることがわかった。

ドラッグストアではそのほか、「カビ防止剤・カビ取り剤」や、「マスク」などの日用品の売り上げが前年同月と比べ伸長した。