宝島社は6月23日、「フェムテックに関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月13日~16日、10~70代の読者4,541名(女性4,012名、男性512名ほか)を対象にインターネットで行われた。

  • 更年期の症状を感じ始めた年齢

    更年期の症状を感じ始めた年齢

フェムテック(Femtech)とは、「Female(女性)」と「Technology(技術)」を掛け合わせた造語で、性や健康に関する女性特有の問題解決を目指す分野を指すもの。調査によると、「フェムテック」という言葉の認知度は、昨年12月調査の8.7%から半年で約10ポイント増加し、18.3%に。

また、「自分が更年期障害であるということに、何で気がつきましたか?」と聞くと、80.5%が「症状があった」と回答。更年期障害だと気がつくまでの時間は、「1か月~3か月未満」(22.7%)という人もいれば「数日」(17.9%)という人も2割近くいるなど、人それぞれ。

更年期の症状を感じ始めた年齢は、「45〜50歳未満」(37.0%)が最も多く、次いで「50〜55歳未満」(23.3%)、「40〜45歳未満」(21.6%)と続き、症状としては、「ホットフラッシュ」(25.0%)、「イライラ」(23.6%)、「無力感・倦怠感」(22.9%)、「肩や腰や関節の痛み」(18.7%)、「不安感」(17.0%)、「動悸・息切れ」(16.2%)が上位に並んだ。

  • 更年期障害についてもっと知識をつけたいと思うか

    更年期障害についてもっと知識をつけたいと思うか

次に、「更年期について話すことに抵抗がありますか?」と尋ねたところ、「男女ともに抵抗がない」(50.8%)が5割を超えたものの、「男性には抵抗がある」が23.1%、「女性には抵抗がある」が2.3%という結果に。そこで、逆に「更年期について話しやすい世の中になってほしいと思いますか?」と尋ねたところ、9割超が「思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した。

また、「更年期障害について、自身には知識があると思いますか?」と聞くと、5割超が「あまりない」「全くない」と回答。更年期障害についてもっと知識をつけたいと「(とても)思う」人は88%。さらに、男性の更年期障害について聞くと、男性にも更年期障害があることを「知っている」人は54.3%、「聞いたことがある」人は31.8%だった。