普段何気なく目にしているものでも、視点を変えれば新たな発見や驚きがあることも珍しくありません。写真家の金本 凜太朗(@torintaro)さんがシェアした、日常の中にある面白さを表現した写真に大きな反響が集まっています。

金本さんが撮影したのは「封筒の中」。公共料金の封筒の中を撮ってみたら、思わぬ世界が広がっていました。

突然封筒の中を撮りたくなったので撮ってみた。水道料金通知書はSF感強めの空間

  • 国民健康保険通知書の封筒(@torintaroより引用)

  • 水道料金通知書の封筒(@torintaroより引用)

  • (@torintaroより引用)

この投稿に対しリプライや引用リツイートでは、「テントや宇宙船の中みたいでワクワクしますね(●´ω`●)」「『封筒の中の宇宙』っていう写真集ができたら買っちゃいそうです」「これは革命だ、、」「これに気づくってすごいな……」など、封筒の中に広がる宇宙への驚きの声と、斬新なアイデアに対する称賛のコメントが集まりました。

  • (@torintaroより引用)

封筒の中を撮ること自体はとても簡単ですが、封筒の中を撮ろうなんてなかなか思いつきませんよね。このツイートをした写真家の金本 凜太朗(@torintaro)さんに、撮影のきっかけなどをうかがいました。

「封筒の中」投稿者に聞いてみた

――封筒の中を撮影しようと思ったきっかけは?

次々と届く支払いの封筒を整理していて少し憂鬱な気持ちになりつつ、ふと開いて中をのぞいてみると鮮やかな色と模様で溢れていたので、カメラで撮ってみるとより綺麗に写るのではないかと思いました。

――こちらの写真は何で撮影されたのでしょうか。

スマホ(iPhone)です。同時にカメラでも撮影していたので、それらは近日中に投稿予定です。

――普段から様々な写真を撮影・投稿されていますが、金本さんが撮影する写真のテーマは?

普段はフリーランスとして撮影の仕事を受けながら、自身の作品も撮影しています。

写真のテーマは、基本的に日常生活の中にある見過ごされがちな事物を対象にしていて、それをただ綺麗に撮るのではなくちょっと変わった視点で撮ってみたり、一見無機質に見えてもどこかユーモアや温かみを感じる写真になるよう意識しています。

  • まな板の上のネギ(@torintaroより引用)

  • 都庁から見た冬の新宿(@torintaroより引用)


写真に撮ってみたら、SF映画に出てくる宇宙船の中、あるいは現代アートのミュージアムのような空間が広がっていた封筒の中。視点を変えれば思わぬストーリーが生まれるものは、身の回りにまだまだたくさんありそうです。